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人類資金(2013年松竹) [怒]

時代背景や設定などのスケールが大きく 日本を始め ロシア・タイ・アメリカ で撮影が行われ アメリカ映画以外では初となるニューヨーク国連本部での迫力あるシーンも見所。私的には 森山未來 の深みを増した演技が印象的。敗戦直前に旧日本軍が隠匿したとされる財宝 「M資金」をめぐって繰り広げられる 思惑・陰謀・輪廻を描いたサスペンス。

人類資金①.jpg

1945年 敗戦を不服とする反乱兵たちが日本軍の秘密資金を持ちだしていた 総量600トンにも及ぶ金塊。これを回収に来た 笹倉雅実大尉(松崎謙二) は遠い将来  資本と戦うことになると見据え 金塊を軍に戻さず海へ沈める。

2014年 父と同じく M資金をネタにした 詐欺の道を進む 真舟雄一(佐藤浩市)は 相棒の酒田忠(寺島進)
といつものように詐欺を進めようとしていた。 ところ 彼を追っている 北村刑事(石橋蓮司) が現れる。逃げようとする真舟は 日本国際文化振興会からの使いである 石優樹(森山未來) から迫られ 財団のビルに足を
踏み入れる。 が その瞬間 高遠美由紀(観月ありさ) 率いる防衛省秘密組織に襲撃される。
石に助けられ 逃げ出した真舟は 本庄一義(岸部一徳) という男に引き合わされ 50億円の報酬と引き換えに 投資ファンドが管理する10兆円のM資金奪取を持ち掛けられる。

人類資金③.jpg

M資金詐欺を生業としながらも その存在は信じていなかった真舟は M資金に隠された秘密をめぐる争いに引き込まれていく。

仮の名を “M”こと笹倉暢人(香取慎吾) という真の依頼者も現れ かつては人類のためにという思いから 笹倉雅実大尉 が残したM資金も 今や単なる投資ファンドになり下がっている。マネーゲームが世界を空洞化させており そんな世界を救いたいという“M”に共感する真舟。破格の報酬とM資金の秘密を知りたいという欲求が合わさり 真舟はこの話に乗る。

そして 壮大な歴史と世界を舞台に 人間の心理に深く刺さる秘密や現実が 明らかになっていく・・・

人類資金②.jpg

                                                           (敬称略)
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