かもしれない女優たち（2015年 フジテレビ）

同局で昨年放送された　「素敵な選TAXI」　の脚本が面白く　同じく　バカリズム　脚本で23日に放送された　「かもしれない女優たち」　を観ました。
三話の物語から成り　真木よう子　水川あさみ　竹内結子　が自身の転機を境に好転しなければ　どんな人生になっているか　自身で自身を演じています。



真木は　映画パッチギのオーディションで選ばれ　出演したことが転機であり　今日に至るが　もし　選ばれなかったら・・・
ラーメン屋やバーでアルバイトをしながら　エキストラのような　台詞も無く　顔も映らない　端役ばかりを演じる女優であり　同期や周りから置き去りにされた悔しさを忘れないために　日記を付けている。後に　女優に未練を残しつつも　得意であり才能があった漫画家への道を歩み　成功を収めている・・・



水川は　劇場版金田一少年の事件簿　でオーディションに受かったことが転機であり　今日に至るが　もし　受からなかったら・・・
同世代や後輩が売れていく中　何度もオーディションに落ち　負け惜しみや嘆きが多くなる　が　活躍している女優の前では媚を売る。
そして次第に気持ちが萎えて行く　売れない女優の日常や心情を巧みに　リアルに表現している・・・



竹内は　原宿でスカウトされたことが転機であり　今日に至るが　もしスカウトされていなかったら・・・
出版社に就職し　多忙な日々の中　彼氏とのプライベートも充実している。ある日上司から　気になる漫画の書籍化をと　見込みが無いと思われる仕事を押し付けられる・・・



そこから　真木　水川　竹内　が交わり　交錯し　トラブルに陥りながらも　新たなスターを切る・・・
捻り過ぎず　凝り過ぎず　ですが　バカリズム独特の脚本が楽しめました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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