ホワイトアウト(2000年 東宝) [怒]
富樫輝男(織田裕二)・・・日本最大貯水量と150万キロワットを発電する新潟県奥遠和ダムの作業員。
吉岡和志(石黒賢) ・・・富樫の同僚であり親友。
平川千晶(松嶋菜々子)・・・東京で仕事をしている吉岡の婚約者。
宇津木弘貴(佐藤浩市)・・・奥遠和ダムを占拠するテロリスト「赤い月」のリーダー。
真冬の新潟県奥遠和ダム 近くの山で遭難事故があり 富樫輝男は猛吹雪の中を救助に向かう。 が 雪や雲などで視界が白一色となる現象 ホワイトアウト に見舞われ 共に救助に向かっていた 同僚であり親友の 吉岡和志を救えずに亡くしてしまう。
その事故から2カ月後 吉岡のフィアンセ 平川千晶が奥遠和ダムを訪れた。吉岡の死に責任を感じた富樫は千晶に会う為に東京へ向かったが すれ違ってしまう。
そして千晶がダムに到着したその時 ダムと発電所がテロリストに占拠される。犯人グループは ダムの職員と千晶を人質に取り 人質の命と ダムの爆破をと脅し 50億円を政府に要求する。 奥遠和ダムの下流区域には 20万世帯の住民が生活していて ダムが決壊すれば 一瞬のうちに洪水に飲まれてしまう。 タイムリミットは24時間 しかも外部からダムへのルートは 爆破されていて 悪天候も重なり警察はどうしようもない。
そのような状況下で 偶然逃げ出せた富樫は 仲間と住民を救う為に動くことを決意する。孤立化してしまったダムの状況を知らせ 救助を求めるために 8キロ先の大白ダムへと一人で向かう。 その富樫の連絡によって 犯行グループの正体が 過激派・赤い月であり リーダーが宇津木であると判明する。
しかし 対策本部がダムへ乗り込むことは未だに叶わないことから 富樫は人質を救出するために 再び奥遠和ダムへ戻る。
ここから始まる 宇津木(佐藤浩市) と 富樫(織田裕二) の対峙は 心理戦を含めた二人の駆け引きが 醍醐味です。
前半に起こる 吉岡(石黒賢) との友情も熱くなりますし 佐藤浩市の悪役 過激派のリーダーという 特殊な思想が入った犯罪者を 独特な個性で表現しています。
(敬称略)
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