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よるべなき男の仕事・殺し(1991年 アルゴプロジェクト) [怒]

20代前半の頃 まだ レンタルビデオ だった時代の映画です。
無口で完璧な仕事を遂行する 殺し屋 加倉井浩役の 加藤雅也。 彼の佇まいが格好良く 好意を抱いている女性であり 組織との連絡係である 足利まゆみ(村上里佳子) への接し方や距離感 心の中には熱いものがあるが表面上は極めて冷静な佇まい また日常の姿である 旅行作家 としての振る舞いに 憧れたものです。
その姿に憧れ 同じような生地(麻?)で長めのバンダナを作って貰い 巻いていたのが懐かしい記憶です。

よるべなき男の仕事・殺し①.jpg

表向きは旅行作家だが 裏の顔は 感情を表に出さず 淡々と仕事をこなす 殺し屋。
しかし 動物的な勘が効く 刑事の八木公義(根津甚八) は 加倉井が怪しいと睨み 同じく刑事の 根来隆(須藤正裕) と共に彼を追うが どうしても証拠が掴めない。

そのような中 次の仕事の依頼があり ターゲットは絵に描いたような悪人。
元アラブの石油王のボンボンで 以前来日した際 複数の女性に暴行を働き 自殺者まで出てしまったにもかかわらず 外交的な圧力とオイルマネーの力で帰国。今回はなんと国賓待遇で来日し 芸者遊びから・・・前回のような悪行に・・・という魂胆であった。
加倉井は自殺に追い込まれた女性の弟を唆して 八木らの目をそらし 暗殺を実行する。


ここからもう一物語あり 仕事の報奨金を受取に来た加倉井に まゆみは銃を向ける。
実は まゆみも石油王のボンボンに暴行された一人であり その秘密を永遠に消すことと 決して自分のものには出来ないとわかっている 愛する加倉井を 自分以外の誰にも渡さない為の手段であった。 が 加倉井は鮮やかに まゆみからの刺客達を葬り 彼女の前から去っていく。

そして・・・証拠が掴めぬまま 加倉井の新たな仕事に激怒した八木は彼と対峙する事を決意する。


加藤雅也 と 根津甚八  ハードボイルドが似合う二人の男を中心に ストイックに描写された作品でした。
                                 
                                                            (敬称略)
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