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Cut(2011年 東京ストーリー) [哀]

「殴られ屋」 映画やドラマでしか 見たことはありませんが 2000年頃でしょうか 晴留屋明(はれるやあきら) という元ボクサーが数年間 新宿歌舞伎町で営業? していたのを何かで見た覚えがあります。 1分1,000円(確か女性と子供は500円)で 殴り放題 という商売で 酔客などを相手に 話題性もあり盛り上がっていたようです。

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この邦画の主人公 秀二(西島秀俊) も 望んでか他に方法がなくてか 殴られ屋 となります。物語の大半が トイレで殴られるシーンであり 西島ファンの女性向けではないかもしれません。

ストイックで売れない 映画監督である 秀二はいつも兄からお金を借りて 自分のポリシーを曲げずに映画を撮っている。撮影以外にも 自分の愛する映画監督達が撮った映画を 不定期に上映(といってもお金がないので住んでいるビルの屋上で)している。 そして拡声器を持ち 街中で映画の持つ 「力」 的なことを 選挙演説のように まくし立てて 警察にも目をつけられている。

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ある時 兄は自分のために ヤクザの世界で働き そこから借金を重ねていたことを知る。そしてトラブルがもとで 兄は死んでしまい 1,254万円という途方もない借金を 2週間以内に返済しなければならなくなる。

当然借金を返すあてもなく 兄が死んだヤクザ事務所を離れられず ヤクザ相手に 殴られ屋 として借金を返済する決意をする。殴られる場所も兄が死んだ場所でなければと 汚れたトイレで・・・

Cut③.jpg

最初は面白半分で からかいながら毎日殴っていた組員達・・・ やがて折れない秀二に対して 倒そうとムキになっていく。
殴り 殴られる シーンばかりの中から 秀二と組員達 それを取り巻く 陽子(常盤貴子) ヒロシ(笹野高史) 高垣(でんでん) 正木(菅田俊) らの 心情の変化 を感じられれば・・・という作品でした。

Cut④.jpg
    (敬称略)
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