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岳-ガク-(2011年 東宝) [喜]

「岳みんなの山」で雑誌に連載され 「岳」で単行本化されているそうですが 原作を知らずに観たところ ネット上の感想よりは面白く感動するところもありました。

岳①.jpg

主人公は 島崎三歩(小栗旬) 若くして世界の名立たる名峰を制覇した後 日本へ戻り 救助ボランティア団体に属して活動している。北アルプス山中で寝泊まりする事も多く 豊富な登山経験と知識・技術を持ち合わせ 登山者の命を守っている。

岳②.jpg

三歩と幼馴染で高校の山岳部では同期 長野県警察山岳救助隊チーフである 野田正人(佐々木蔵之介) 冷静な判断と強い責任感から 冷ややかなイメージを持たれているが 心根は熱い。

ヒロイン 椎名久美(長澤まさみ) 長野県警山岳救助隊員で 野田の部下。決して山が好きなわけではないが 山岳救助の経験を重ねるうちに 山の魅力や三歩の良さ そして大切な使命を感じ始める。

岳③.jpg

他に 宇梶剛士 ベンガル 光石研 石黒賢 市毛良枝 渡部篤郎 が脇を固めています。

登山者や救助隊員の日常 山で起こる命を脅かす事故や遭難者と向き合う 三歩の姿勢・・・ 訓練はこなしているものの 山では全く遭難者を救う事が出来なかった久美が 周囲の人たちとの交わりの中で 救助隊員としても人としても成長していく過程は 感じるものもあります。

コーヒーとバナナが好きな 三歩の三歩らしいラストシーンも頷かされます。

真剣に登山を考える人もいれば 気軽なレジャーとして考える人もいます。達成感や団結感を得るためであったり 何かを変えるために成し遂げようと挑んだりと 登山の目的も様々です。
しかし ひとつ間違えば命を落とす危険な状況にも陥ります。実際にTVでも遭難者の救助が報道されていることもあります。表には出ませんが ヘリや地元消防隊の捜索などは莫大な費用を請求されると聞きます。

なぜ 人は山に登るのか? 山の安全に尽力を尽くす人達の物語です。

                                                            (敬称略)
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