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クライマーズ・ハイ(2008年 東映) [怒]

群馬県御巣鷹山に日航機が墜落した1985年当時に記者として事故を取材した 横山秀夫 の体験を反映した実録に近い 社会派大作。
当時 私は16歳。大変な事故が起こってしまい 多くの人が亡くなり 日本の飛行機が落ちるという信じ難い 事故を目の当たりにして怖かった心情を記憶しています。

クライマーズ・ハイ①.jpg

1985年8月12日 乗員乗客524名を乗せた日航機123便が墜落し 一報が北関東新聞社に入る。地方紙である 北関東新聞の記者 悠木和雄(堤真一) は社長の 白河(山崎努) から この事故に対しての 取材・報道全権を任される。
そして 空前の事故に対する 報道戦争が繰り広げられる・・・

中央紙との取材合戦 仕事へのこだわり 家庭や自らの身体を顧みないほどの興奮 を登山における クラーマーズハイ と同じだと考える。興奮状態が極限に達した時こそ  周りが見えなくなり ミスを犯しやすく 疲労を感じない事から身体にも悪影響が出る。

クライマーズ・ハイ②.jpg

バブルの入口と言われていた時代背景・・・誰もが働くことに生きがいを感じ 収入も年々増えていく・・・ そのような時代の仕事に生きる男達を シリアスに 泥臭く 忠実に表現しています。

クライマーズ・ハイ③.jpg

白河が全権を任されるものの 社内には当然複数の編集局があり また販売局も交えての人間関係が渦巻き 意地やプライド 駆け引き 共闘 などなど 人間味の濃い作品です。
社会部記者に堺雅人 地域報道班に尾野真千子 社会部部長に遠藤憲一 その他 田口トモロヲ 堀部圭亮 でんでん 高嶋政宏 などなどの実力派俳優が 緊迫感のある人間模様を表現していて 震えます。

                                                            (敬称略)


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