地獄でなぜ悪い(2013年 キングレコード/ティ・ジョイ) [楽]
園子温 脚本・監督作品は難しく考え過ぎなのか 単に好みの問題なのか 楽しみ方が分からずしっくりこない場合が多いのですが 役どころ個々ではなく 全体をエンターテイメントとして観れば 感じ方が違ってきました。
この邦画も タイトル・CM共に恐ろしいイメージなのですが コミカルなエンターテイメントであり 園子温独特の世界観が表現されています。
武藤組組長 武藤大三(國村準) は獄中の妻 しずえ(友近) の夢である 娘ミツコ(二階堂ふみ) 主演の映画を制作しようとしている。面会の度に ミツコの主演映画について しずえに聞かれ 撮影は進んでいるとその場しのぎの嘘で取り繕っている。
肝心のミツコは男と何処かへ行って見つからず しずえの出所まであと僅か・・・焦った 大三は金に物を言わせ機材を揃え 撮影の準備をする。
そしてミツコを探し出し 一緒に駆け落ちしていた 橋本公次(星野源) が映画監督だという嘘を信じてしまい スタッフ・キャストは全員組員で構成した。
公次はヤクザ達を誤魔化しながら 対応していたが限界に達してしまい逃げ出すものの簡単に捕まってしまう。
そこへ幼少期から映画監督に憧れていた 平田純(長谷川博己) が現れ何とか凌ぐ・・・
更に大三は 敵対する組長 池上純(堤真一) にまで協力を要請し 本物のヤクザが演じる本物? の抗争が始まる・・・
(敬称略)
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