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キャバレー(1986年 東宝) [哀]

邦画が好きで20年以上前 まだ10代の「レンタルビデオ」時代から「邦画を見るひとりの時間」を大切にしています。
年齢と共に好みのジャンルや役者さんは変わってきましたが 新しい邦画から古い邦画 またTVドラマや その劇場版などなど 自由になるお金の関係上 大半は自宅での「ひとりDVD」になってしまっていますが 昭和の邦画から最近のものまで 自分なりの感性で 自分なりに綴りたくで ブログを始めました。
ブログをご覧になってくれた方が その邦画に興味を持ってくれれば 嬉しく思います。

やはり初回は、20数年前に初めて劇場で観た 「キャバレー」 を紹介します。

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キャバレー (1986年 東宝)

10代半ばに初めて劇場で観た邦画です。 厳密には幼い頃に母親と「ドラえもん」などのアニメを観ていると思うのですが 自分の意志で 自分のお小遣いで 自分で選んで観た映画 という事で初めて観た邦画と紹介します。
10代の子供でしたので 世間も知らず この邦画の内容を本当に理解できたのは数年後ですが 観た当時はとにかく 「カッコイイ」 と憧れたものです。
「レフトアローン」という音楽でジャズに初めて触れ アルトサックスの音色に感動しました。
野村宏伸演じる サックス奏者「矢代俊一」の年齢が当時の自分自身と近く 学校にも行かずに ふらふらしていた事もあり アウトローな・・・ 一匹狼な・・・ 腕一本で生きている・・・  場末の・・・ 的な生きざまに憧れました。 自分が少し大人になったような心地よい感覚 そして同級生よりも少し社会を知りつつある ような成長感を覚えています。
今思えば・・・ いきがっていた子供でした (。-人-。)

矢代俊一が 鹿賀丈史演じる「ヤクザ滝川」に何故か気に入られ たまたま立ち聞きしたヤクザ抗争で 滝川が狙われていることを知り 結果助ける事になったり 大学のジャズ部では燃えられず 場末のキャバレー「スターダスト」でハウスミュージシャン達と演奏を重ねていく中での精神的な葛藤や成長が 格好よく目に映りました。
スターダスト No1ホステス 英子(三原順子)で初めて女性を知るのですが そのシーンは何とも言えない感覚の描写であったのを記憶しています。
英子の情夫の出所がからみ また組同士の縄張り争いから ベースの浅井(尾藤イサオ)が指を詰められるシーンは 役者さんの凄さを感じて ビビってしまっていましたし 今でもそのシーンは鮮明に浮かびます。

紹介した他にも 「ジョニー大倉」「室田日出男」「原田芳雄」「倍賞美津子」「千葉真一」「渡瀬恒彦」「永島俊行」「丹波哲郎」「渡辺典子」「原田知世」「真田広之」「宇崎竜童」「清水健太郎」「古尾谷雅人」「竹内力」「夏八木勲」「北方謙三」「白竜」「薬師丸ひろ子」 と ワンシーンではあっても これだけの俳優さんが 出演しているのも 今考えればすごいなと・・・  この映画で多くの役者さんを知り 邦画の面白さを知り 考える時間や感じる時間を知ることが出来たと思います。

初めて観た邦画ということで 私自身懐かしく もう一度観たいと思い TSUTAYAで探しましたが 残念ながらありませんでした。

  (敬称略)



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