友罪(2018年 ギャガ) [哀]
心を許した友は あの少年Aだった。
益田純一(生田斗真) 鈴木秀人/青柳健太郎(瑛太)
夏帆 山本美月 富田靖子 奥野瑛太 飯田芳 小市慢太郎 矢島健一 青木崇高
忍成修吾 西田尚美 村上淳 片岡礼子 石田法嗣 北浦愛 坂井真紀 古館寛治
蒔田彩珠 宇野祥平 大西信満 渡辺真起子 光石研 佐藤浩市 他
理不尽な理由から上司を殴り ジャーナリストの夢を失った益田は 有り金を使い果たし 寮のある町工場へと辿り着いた。
同じ日に入った鈴木という男は 自分のことを一切語らず 他人との交流を拒み 周囲の人たちとも諍いを起こしていた。
寮で他の先輩二人と同居する益田と鈴木。ふとしたことから距離が近づいたように感じる二人だが それぞれに重い過去を背負っていた。
ある日 工場での作業中に怪我をした益田。鈴木の機転で何とか指を落とさずにすんだのだが 彼を病院まで運ぶタクシー運転手の山内もまた 重い過去を抱えていた。
益田は いじめにあっていた旧友からの最後の連絡を 無下にしたこと・・・
山内は 息子が無免許運転で 幼い子供3人の命を奪ってしまったこと・・・
そして 鈴木は 残忍な殺人事件を起こしていた・・・
自分や家族が犯した罪・・・それに巻き込まれる大切な人たち・・・
詫びても 詫びても 許されない・・・落としどころもなく前にも進めない遺族・・・
少年犯罪 犯罪から起こった犯罪 そんなつもりはなくとも人を殺めてしまった罪・・・
罪を犯した者は 家族が 幸せを感じることは許されないのか。
亡くなった者は決して帰らない・・・加害者が償う日々は一生続くのか・・・
いつ わが身に降りかかるとも言えない出来事。考えさせられます。
(敬称略)
益田純一(生田斗真) 鈴木秀人/青柳健太郎(瑛太)
夏帆 山本美月 富田靖子 奥野瑛太 飯田芳 小市慢太郎 矢島健一 青木崇高
忍成修吾 西田尚美 村上淳 片岡礼子 石田法嗣 北浦愛 坂井真紀 古館寛治
蒔田彩珠 宇野祥平 大西信満 渡辺真起子 光石研 佐藤浩市 他
理不尽な理由から上司を殴り ジャーナリストの夢を失った益田は 有り金を使い果たし 寮のある町工場へと辿り着いた。
同じ日に入った鈴木という男は 自分のことを一切語らず 他人との交流を拒み 周囲の人たちとも諍いを起こしていた。
寮で他の先輩二人と同居する益田と鈴木。ふとしたことから距離が近づいたように感じる二人だが それぞれに重い過去を背負っていた。
ある日 工場での作業中に怪我をした益田。鈴木の機転で何とか指を落とさずにすんだのだが 彼を病院まで運ぶタクシー運転手の山内もまた 重い過去を抱えていた。
益田は いじめにあっていた旧友からの最後の連絡を 無下にしたこと・・・
山内は 息子が無免許運転で 幼い子供3人の命を奪ってしまったこと・・・
そして 鈴木は 残忍な殺人事件を起こしていた・・・
自分や家族が犯した罪・・・それに巻き込まれる大切な人たち・・・
詫びても 詫びても 許されない・・・落としどころもなく前にも進めない遺族・・・
少年犯罪 犯罪から起こった犯罪 そんなつもりはなくとも人を殺めてしまった罪・・・
罪を犯した者は 家族が 幸せを感じることは許されないのか。
亡くなった者は決して帰らない・・・加害者が償う日々は一生続くのか・・・
いつ わが身に降りかかるとも言えない出来事。考えさせられます。
(敬称略)
ミックス(2017年 東宝) [喜]
ロマンスとコメディが融合し 時折混ぜ合わさる切なさが それらをより引き立てている作品です。
富田多満子(新垣結衣/平澤宏々路)
かつての天才卓球少女も28歳。母の死を機に 中学時代に卓球を辞めて普通の人生を送っていたが 彼氏を寝取られたショックから会社を辞め 田舎に帰った。
荻原久(瑛太)
網膜剥離のため引退し 落ちぶれた元ボクサー。職を転々とし 酒に酔って帰宅したところ 妻とその上司が不倫していると勘違いし 上司を殴ってしまい 妻とも離婚。
広末涼子 佐野勇斗 遠藤憲一 田中美佐子 瀬戸康史 永野芽郁 鈴木福
谷花音 吉田鋼太郎 中村アン 生瀬勝久 真木よう子 小日向文世 森崎博之
蒼井優 斎藤司 久間田琳加 山口紗弥加 伊藤美誠 木造勇人 吉村真晴
浜本由惟 石川佳純 水谷隼 他
過酷なスパルタ教育にピリオドを打ち 高校時代は青春を謳歌し 普通に就職した多満子。会社の卓球部に入ったイケメンエースの江島と交際を始めるも 新入社員の美人卓球選手 愛莉に彼を取られてしまう。
逃げるように実家へ戻ったが かつて母が経営していた卓球教室は閑古鳥が鳴き 活気ある練習風景どころか廃業の危機であった。
江島と愛莉の幸せそうで鼻につく姿を見た多満子は 二人を潰そうと全日本卓球選手権神奈川県予選 ミックスダブルスの部への参加を決め 教室に入ったばかりの素人 萩原と組むも 散々な結果となる。
そこから 紆余曲折はありながら 卓球クラブ生の協力もあり 萩原とのペアで一年後のリベンジを目指すことになる。
(敬称略)
富田多満子(新垣結衣/平澤宏々路)
かつての天才卓球少女も28歳。母の死を機に 中学時代に卓球を辞めて普通の人生を送っていたが 彼氏を寝取られたショックから会社を辞め 田舎に帰った。
荻原久(瑛太)
網膜剥離のため引退し 落ちぶれた元ボクサー。職を転々とし 酒に酔って帰宅したところ 妻とその上司が不倫していると勘違いし 上司を殴ってしまい 妻とも離婚。
広末涼子 佐野勇斗 遠藤憲一 田中美佐子 瀬戸康史 永野芽郁 鈴木福
谷花音 吉田鋼太郎 中村アン 生瀬勝久 真木よう子 小日向文世 森崎博之
蒼井優 斎藤司 久間田琳加 山口紗弥加 伊藤美誠 木造勇人 吉村真晴
浜本由惟 石川佳純 水谷隼 他
過酷なスパルタ教育にピリオドを打ち 高校時代は青春を謳歌し 普通に就職した多満子。会社の卓球部に入ったイケメンエースの江島と交際を始めるも 新入社員の美人卓球選手 愛莉に彼を取られてしまう。
逃げるように実家へ戻ったが かつて母が経営していた卓球教室は閑古鳥が鳴き 活気ある練習風景どころか廃業の危機であった。
江島と愛莉の幸せそうで鼻につく姿を見た多満子は 二人を潰そうと全日本卓球選手権神奈川県予選 ミックスダブルスの部への参加を決め 教室に入ったばかりの素人 萩原と組むも 散々な結果となる。
そこから 紆余曲折はありながら 卓球クラブ生の協力もあり 萩原とのペアで一年後のリベンジを目指すことになる。
(敬称略)
海賊とよばれた男(2016年 東宝) [喜]
出光興産の創業者である 出光佐三をモデルにし 小さな商店が大企業に成長する過程を描いた 第10回本屋大賞受賞作品。
国岡鐵造(岡田准一) 国岡ユキ(綾瀬はるか) 東雲忠司(吉岡秀隆)
長谷部喜雄(染谷将太) 武知甲太郎(鈴木亮平) 柏井耕一(野間口徹)
藤本壮平(ピエール瀧) 甲賀治作(小林薫) 国岡万亀男(光石研)
盛田辰郎(堤真一) 木田章太郎(近藤正臣) 鳥川卓巳(國村準)
小川初美(黒木華) 他
須田邦裕 飯田基祐 矢島健一 小林隆 浅野和之 中薮昭成 安山夢子
高橋來 大山蓮斗 西沢愛菜 日野陽仁 栩原楽人 長部努 奥野瑛太
西尾まり 黒田大輔 信太昌之 渡辺憲吉 坂田聡 佐伯新 田中美央
松原正隆 ドン・ジョンソン イアン・ムーア
時代背景は敗戦後の1945年 東京にある石油会社「国岡商店」。
敗戦後も日本人としての誇りを持ち 従業員(店員)を一人も解雇せず 独自の哲学と行動力で事業を拡げ 窮地を凌いでいく。
時に強引な手法をとる鐡造を疎ましく思う人々は「海賊」と呼んでいた。
日本企業で初めて石油タンカーを建造し 石油タンクを所有するまでになったが 欧米資本である7つの石油メジャーから妨害を受け 石油の輸入が途絶えてしまう。
日本での石油販売は途絶えてしまうのか・・・と商店の廃業も考え始めたとき 鐵造はある策に打って出る。石油メジャーの手が入っていない イランとの取引だった・・・
イランの石油を積んだタンカーにはいかなる攻撃も辞さないという英国のプレッシャーがあるが 活路はこれしかなく 鐡造はイランへの渡航を船長である盛田に打診する。
船長と船員たちは「国岡商店」を背負い 命を懸けて出港する・・・
(敬称略)
国岡鐵造(岡田准一) 国岡ユキ(綾瀬はるか) 東雲忠司(吉岡秀隆)
長谷部喜雄(染谷将太) 武知甲太郎(鈴木亮平) 柏井耕一(野間口徹)
藤本壮平(ピエール瀧) 甲賀治作(小林薫) 国岡万亀男(光石研)
盛田辰郎(堤真一) 木田章太郎(近藤正臣) 鳥川卓巳(國村準)
小川初美(黒木華) 他
須田邦裕 飯田基祐 矢島健一 小林隆 浅野和之 中薮昭成 安山夢子
高橋來 大山蓮斗 西沢愛菜 日野陽仁 栩原楽人 長部努 奥野瑛太
西尾まり 黒田大輔 信太昌之 渡辺憲吉 坂田聡 佐伯新 田中美央
松原正隆 ドン・ジョンソン イアン・ムーア
時代背景は敗戦後の1945年 東京にある石油会社「国岡商店」。
敗戦後も日本人としての誇りを持ち 従業員(店員)を一人も解雇せず 独自の哲学と行動力で事業を拡げ 窮地を凌いでいく。
時に強引な手法をとる鐡造を疎ましく思う人々は「海賊」と呼んでいた。
日本企業で初めて石油タンカーを建造し 石油タンクを所有するまでになったが 欧米資本である7つの石油メジャーから妨害を受け 石油の輸入が途絶えてしまう。
日本での石油販売は途絶えてしまうのか・・・と商店の廃業も考え始めたとき 鐵造はある策に打って出る。石油メジャーの手が入っていない イランとの取引だった・・・
イランの石油を積んだタンカーにはいかなる攻撃も辞さないという英国のプレッシャーがあるが 活路はこれしかなく 鐡造はイランへの渡航を船長である盛田に打診する。
船長と船員たちは「国岡商店」を背負い 命を懸けて出港する・・・
(敬称略)
Aではない君と(2018年 TV東京) [哀]
テレビ東京開局55周年特別企画のスペシャルドラマです。
とにかく 深く・・・深く・・・重く・・・重く・・・
人の在り方 何が正しいのかを 考えさせられると共に 誰にでも起こりえる出来事・・・その時に向き合えるか否かを 真っすぐに問われる物語です。
自分の子供が「殺人の罪」に問われた時 あなたは どう 向き合いますか?
吉永圭一(佐藤浩市) 神崎京子(天海祐希) 青葉翼(杉田雷麟)
青葉純子(戸田菜穂) 野依美咲(市川実日子) 中尾俊樹(山本耕史)
長戸光孝(八嶋智人) 藤井智康(仲村トオル) 吉永克彦(山崎努)
井川(寺島進) 瀬戸(安田顕) 他
大手建設会社に勤める吉永。大きなコンペに勝ち 部下とともに喜んでいる中 別れた前妻 青葉純子から突然の電話。
純子が引き取って暮らしていた一人息子の翼が 同級生への殺害容疑で逮捕されたという連絡だった。
事件がメディアに取り上げられる中 ネットでは翼や被害者などの個人情報が晒される。困惑した吉永は弁護士の長戸に相談するも 逮捕された翼は言葉を発しない。
情報が欲しい吉永は 記事にされることを覚悟で週刊誌の記者 中尾の取材を受け 中尾が得ている情報を知る。そこで 翼が起こした万引き事件を収めたのが 被害者の父親で弁護士の藤井だと知る。
一方 沈黙を続ける翼は 逆送の恐れがあり 心配した長戸は お母さん弁護士の神崎を紹介する。神崎は献身的に吉永親子と向き合うが翼の沈黙は破れない・・・
吉永は裁判での心象が悪くなることを覚悟して 保護者が弁護士と同様の立場となる「付添人制度」を選択し 息子である翼の心の叫びに全身全霊を傾ける。
そして ようやく 全ての事実が明らかになる・・・
同級生を殺害してしまった中学生。しかし 殺害に至るまでには 想像を絶する苦しみがあり 加害者は その心を殺されていた。心は殺されても身体を殺せば罪になるのか。
どんなに心を傷つけた相手にも 親はいる。人の命を奪うことは如何なる理由があっても許されることではない・・・では 心は傷つけても 殺しても 罪に問われないのか・・・
佐藤浩市 仲村トオル 安田顕 をはじめとする素晴らしい表現者たちの 描写が 台詞が 深く・・・深く・・・ 突き刺ささる とてつもない作品です。
(敬称略)
とにかく 深く・・・深く・・・重く・・・重く・・・
人の在り方 何が正しいのかを 考えさせられると共に 誰にでも起こりえる出来事・・・その時に向き合えるか否かを 真っすぐに問われる物語です。
自分の子供が「殺人の罪」に問われた時 あなたは どう 向き合いますか?
吉永圭一(佐藤浩市) 神崎京子(天海祐希) 青葉翼(杉田雷麟)
青葉純子(戸田菜穂) 野依美咲(市川実日子) 中尾俊樹(山本耕史)
長戸光孝(八嶋智人) 藤井智康(仲村トオル) 吉永克彦(山崎努)
井川(寺島進) 瀬戸(安田顕) 他
大手建設会社に勤める吉永。大きなコンペに勝ち 部下とともに喜んでいる中 別れた前妻 青葉純子から突然の電話。
純子が引き取って暮らしていた一人息子の翼が 同級生への殺害容疑で逮捕されたという連絡だった。
事件がメディアに取り上げられる中 ネットでは翼や被害者などの個人情報が晒される。困惑した吉永は弁護士の長戸に相談するも 逮捕された翼は言葉を発しない。
情報が欲しい吉永は 記事にされることを覚悟で週刊誌の記者 中尾の取材を受け 中尾が得ている情報を知る。そこで 翼が起こした万引き事件を収めたのが 被害者の父親で弁護士の藤井だと知る。
一方 沈黙を続ける翼は 逆送の恐れがあり 心配した長戸は お母さん弁護士の神崎を紹介する。神崎は献身的に吉永親子と向き合うが翼の沈黙は破れない・・・
吉永は裁判での心象が悪くなることを覚悟して 保護者が弁護士と同様の立場となる「付添人制度」を選択し 息子である翼の心の叫びに全身全霊を傾ける。
そして ようやく 全ての事実が明らかになる・・・
同級生を殺害してしまった中学生。しかし 殺害に至るまでには 想像を絶する苦しみがあり 加害者は その心を殺されていた。心は殺されても身体を殺せば罪になるのか。
どんなに心を傷つけた相手にも 親はいる。人の命を奪うことは如何なる理由があっても許されることではない・・・では 心は傷つけても 殺しても 罪に問われないのか・・・
佐藤浩市 仲村トオル 安田顕 をはじめとする素晴らしい表現者たちの 描写が 台詞が 深く・・・深く・・・ 突き刺ささる とてつもない作品です。
(敬称略)
光(2017年 ファントムフィルム) [哀]
「野性」に踏み出してしまった「人間」の姿-。
黒川信之(井浦新/福崎那由他) 黒川輔(瑛太/岡田篤哉)
篠浦未喜(長谷川京子) 黒川南海子(橋本マナミ)
小野(南果歩) 洋一(平田満) 山内(梅沢昌代) 黒川椿(早坂ひらら) 他
東京都内でありながら 都心からは遠く離れた美しくも小さな 美浜島。
中学生の信之は 灯台守の爺さんからコンドームを買っては 同じく中学生の彼女である美花とSEX。
それを知っているのは 幼いながら 父親から虐待を受け続けている弟分の輔。
ある時 民宿を営んでいる美花の家に泊まった客が 森の中で美花に覆いかぶさっていた・・・
見つけた信之は 美花が薄っすらと笑っているように思え 躊躇するが 美花の「殺して」という言葉から激情にかられ 男の命を奪ってしまう・・・
その一部始終を見ていた輔は その惨状を密かにカメラに収めていた。
自分たちの犯した罪に悩む 信之と美花だが その時 島を地震が襲い 続けて起こった大津波に美浜島は飲み込まれてしまった。
25年後。
信之は公務員となり 妻の南海子 娘の椿と幸せそうに暮らしている。
輔は町の小さな工場で働いているが 小さく汚れた古いアパートで ただただ生きている。
ある時 メディアで信之のことを知った輔は 南海子に近づき 育児と団地の閉塞感に辟易していた南海子は 輔と不倫関係を続けてしまう。
しかし 輔の目的は 過去の事件をもとに 信之と 女優となり成功している美花を脅迫することだった。
そして 信之 輔 美花と 島の災害から生き延びた 輔の父親も絡まって 25年前からのそれぞれの想いが暴発し 事件へと広がっていく・・・
性描写・生活感など 映像のリアル感というか 描写が何とも言えず ゾクッとします。
(敬称略)
黒川信之(井浦新/福崎那由他) 黒川輔(瑛太/岡田篤哉)
篠浦未喜(長谷川京子) 黒川南海子(橋本マナミ)
小野(南果歩) 洋一(平田満) 山内(梅沢昌代) 黒川椿(早坂ひらら) 他
東京都内でありながら 都心からは遠く離れた美しくも小さな 美浜島。
中学生の信之は 灯台守の爺さんからコンドームを買っては 同じく中学生の彼女である美花とSEX。
それを知っているのは 幼いながら 父親から虐待を受け続けている弟分の輔。
ある時 民宿を営んでいる美花の家に泊まった客が 森の中で美花に覆いかぶさっていた・・・
見つけた信之は 美花が薄っすらと笑っているように思え 躊躇するが 美花の「殺して」という言葉から激情にかられ 男の命を奪ってしまう・・・
その一部始終を見ていた輔は その惨状を密かにカメラに収めていた。
自分たちの犯した罪に悩む 信之と美花だが その時 島を地震が襲い 続けて起こった大津波に美浜島は飲み込まれてしまった。
25年後。
信之は公務員となり 妻の南海子 娘の椿と幸せそうに暮らしている。
輔は町の小さな工場で働いているが 小さく汚れた古いアパートで ただただ生きている。
ある時 メディアで信之のことを知った輔は 南海子に近づき 育児と団地の閉塞感に辟易していた南海子は 輔と不倫関係を続けてしまう。
しかし 輔の目的は 過去の事件をもとに 信之と 女優となり成功している美花を脅迫することだった。
そして 信之 輔 美花と 島の災害から生き延びた 輔の父親も絡まって 25年前からのそれぞれの想いが暴発し 事件へと広がっていく・・・
性描写・生活感など 映像のリアル感というか 描写が何とも言えず ゾクッとします。
(敬称略)
カケラ(2010年 ピクチャーズデプト) [喜]
北川はる(満島ひかり) 坂田リコ(中村映里子) 篠塚了太(長岡佑)
坂田昭吾(光石研) 坂田啓子(根岸季衣) 田中正(津川雅彦)
山城陶子(かたせ梨乃) 老婆(志茂田景樹) 鉄(森岡龍)
直人(春謡漁介) キサラギ(大堀恵) バーのマスター(尚玄)
原作は 桜沢エリカ の「LOVE VIBES」。奥田瑛二の長女である 安藤モモ子 が独特の世界観で監督・脚本を務め その難しい世界観を 満島ひかり 中村映里子 が個性的に表現しています。
恋人の浮気性もあり 「恋愛」とは・・・ に悩んでいる女子大生のハル。
ある日 カフェでハルに声を掛けてきたのは メディカルアーティストのリコ。
愛に対して 男だとか女だとかは関係ないというリコに興味を持ち 行動を共にするうち 二人の間には愛が芽生え始める。
が 彼氏との関係を清算できないハルを リコは罵ってしまい 絶縁状態に・・・
その間 リコはゲイバーで出会った地震の顧客 陶子と付き合うが 突然のハルからの電話に 陶子を置いて駆け出す。
そして リコとハルの仲は復活するが 世間体をも気にしないリコの愛情表現に ハルは戸惑いを隠せない・・・それぞれの行く末は・・・
(敬称略)
坂田昭吾(光石研) 坂田啓子(根岸季衣) 田中正(津川雅彦)
山城陶子(かたせ梨乃) 老婆(志茂田景樹) 鉄(森岡龍)
直人(春謡漁介) キサラギ(大堀恵) バーのマスター(尚玄)
原作は 桜沢エリカ の「LOVE VIBES」。奥田瑛二の長女である 安藤モモ子 が独特の世界観で監督・脚本を務め その難しい世界観を 満島ひかり 中村映里子 が個性的に表現しています。
恋人の浮気性もあり 「恋愛」とは・・・ に悩んでいる女子大生のハル。
ある日 カフェでハルに声を掛けてきたのは メディカルアーティストのリコ。
愛に対して 男だとか女だとかは関係ないというリコに興味を持ち 行動を共にするうち 二人の間には愛が芽生え始める。
が 彼氏との関係を清算できないハルを リコは罵ってしまい 絶縁状態に・・・
その間 リコはゲイバーで出会った地震の顧客 陶子と付き合うが 突然のハルからの電話に 陶子を置いて駆け出す。
そして リコとハルの仲は復活するが 世間体をも気にしないリコの愛情表現に ハルは戸惑いを隠せない・・・それぞれの行く末は・・・
(敬称略)
検察側の罪人(2018年 東宝) [哀]
一線を 超える。
犯人未明の殺人事件。対立する二人の検事。正しいのは どちらの正義か・・・
最上毅(木村拓哉) 沖野啓一郎(二宮和也) 橘沙穂(吉高由里子) 弓岡嗣郎(大倉孝二)
小田島誠司(八嶋智人) 千鳥(音尾琢真) 高島進(矢島健一) 桜子(キムラ緑子) 諏訪部利成(松重豊) 白川雄馬(山崎努) 松倉重生( 酒向芳)
谷田歩 芦名星 山崎紘奈 平岳大 大場泰正 他
東京地検検事の最上は 検察官時代の教え子である 沖野検事と 4年振りに職を共にすることになる。そして起こった老夫婦殺人事件・・・担当検事となった沖野は 容疑者として浮上した 松倉を取り調べ始める。
・・・松倉は 最上が大学時代に下宿していた寮の管理人夫婦の娘で 最上になついていた中学2年生 由季を 強姦し 殺害したと思われるも 証拠不十分で逮捕には至らず 時効を迎えてしまった事件の重要参考人だった。
由季の事件は時効になっており 今回発生した老夫婦事件が松倉の犯行であれば 事件は異なるが 松倉に極刑を背負わせることが出来る・・・
執着する最上だが 老夫婦事件は新たな容疑者 弓岡が浮かび上がり 犯人の線が強くなる・・・
何としても松倉に罪を被せたい最上・・・そんな最上の捜査方針に疑問を持ち始める 沖野と事務官の橘・・・
そして とうとう 最上は一線を越えてしまう・・・
木村拓哉の罪人役。良い意味でどんな役柄でも「木村拓哉」というイメージであり 今回もそこは変わりませんが これまでの役とは雰囲気が違いました。
そして 沖野検事役の二宮和也。普段は理路整然と落ち着いているのですが 感情が高ぶる際の 剥き出しの迫力に圧倒されます。
二つの事件のタイプが異なる犯人役 大倉孝二と酒向芳の 怪演や 他の脇を固める俳優が 全てハマリ役であり 台詞のテンポと臨場感が心地よく 端折った感もなく 123分の中に物語が余すことなく 急ぐことなく 表れている名作です。
(敬称略)
犯人未明の殺人事件。対立する二人の検事。正しいのは どちらの正義か・・・
最上毅(木村拓哉) 沖野啓一郎(二宮和也) 橘沙穂(吉高由里子) 弓岡嗣郎(大倉孝二)
小田島誠司(八嶋智人) 千鳥(音尾琢真) 高島進(矢島健一) 桜子(キムラ緑子) 諏訪部利成(松重豊) 白川雄馬(山崎努) 松倉重生( 酒向芳)
谷田歩 芦名星 山崎紘奈 平岳大 大場泰正 他
東京地検検事の最上は 検察官時代の教え子である 沖野検事と 4年振りに職を共にすることになる。そして起こった老夫婦殺人事件・・・担当検事となった沖野は 容疑者として浮上した 松倉を取り調べ始める。
・・・松倉は 最上が大学時代に下宿していた寮の管理人夫婦の娘で 最上になついていた中学2年生 由季を 強姦し 殺害したと思われるも 証拠不十分で逮捕には至らず 時効を迎えてしまった事件の重要参考人だった。
由季の事件は時効になっており 今回発生した老夫婦事件が松倉の犯行であれば 事件は異なるが 松倉に極刑を背負わせることが出来る・・・
執着する最上だが 老夫婦事件は新たな容疑者 弓岡が浮かび上がり 犯人の線が強くなる・・・
何としても松倉に罪を被せたい最上・・・そんな最上の捜査方針に疑問を持ち始める 沖野と事務官の橘・・・
そして とうとう 最上は一線を越えてしまう・・・
木村拓哉の罪人役。良い意味でどんな役柄でも「木村拓哉」というイメージであり 今回もそこは変わりませんが これまでの役とは雰囲気が違いました。
そして 沖野検事役の二宮和也。普段は理路整然と落ち着いているのですが 感情が高ぶる際の 剥き出しの迫力に圧倒されます。
二つの事件のタイプが異なる犯人役 大倉孝二と酒向芳の 怪演や 他の脇を固める俳優が 全てハマリ役であり 台詞のテンポと臨場感が心地よく 端折った感もなく 123分の中に物語が余すことなく 急ぐことなく 表れている名作です。
(敬称略)
夏美のホタル(2016年 イオンエンターテイメント) [喜]
出会ってくれて ありがとう。 思いをつなぐ物語・・・
河合夏美(有村架純) 相羽慎吾(工藤阿須加) 榊山雲月(小林薫)
福井恵三(光石研) 福井ヤスエ(吉行和子) 河合忠男(淵上泰史)
公英(村上虹郎) 美也子(中村優子) 他
写真学校に通い 恋人の慎吾と共に 将来は写真家を目指している夏美。夢を諦めかけている慎吾と その関係に悩んでいた彼女は 大好きだった父の形見であるバイクに乗り 思い出の場所へと 一人向かう。
そこで立ち寄った小さな商店で 地蔵さんと呼ばれている恵三と その母親ヤスエに出会い しばらくの間 居候することになる。
一風変わった恵三の友人 雲月や 恵三親子を慕う幼い兄妹たちと関わる中で 心を癒されながら 夏美はシャッターをきる・・・
夏美の後を追ってきた慎吾も加わり 穏やかで楽しい生活は続いていた。
そんなある日 恵三の足が不自由な理由 そして 別れた家族との間にある溝・・・それを知った矢先 突然 恵三が倒れてしまう。くも膜下出血だった。
命の残りが少なくなった恵三・・・別れた家族との再会・・・
そして 家業を継ぐことを心に決め 夏美との別れを選んだ慎吾・・・
誰かが 誰かを想う気持ちが 少しずつ夏美の心を灯していく・・・ホタルのように。
3年後の結末に 哀しいながらも とても幸せを感じます。
(敬称略)
君の膵臓をたべたい(2017年 東宝) [哀]
山内桜良(浜辺美波) 志賀春樹(北村匠海/小栗旬)
宮田一晴(矢本悠馬/上地雄輔) 滝本恭子(大友花恋/北川景子)
隆弘(桜田通) 栗山(森下大地) 桜良の母(長野里美) 他
切なく・・・ 重たく・・・ そして真っ直ぐな青春純愛物語。
盲腸で入院していた春樹は待合所で一冊の本を拾う。「共病文庫」というタイトルの その本は 春樹のクラスメイトである桜良が書き溜めているものだった。
彼女は膵臓の病であり 余命一年と宣告されていたのだった・・・
整った顔立ちと 持ち前の明るさでクラスの人気者である 桜良と 地味で目立たず 友人も無く いつも一人で本を読んでいる春樹。
桜良の病を知ることで二人は関わりを持つようになり やがて互いの欠けている部分を持っているそれぞれに 憧れを抱くようになる。
が 突然にそれは訪れる。残り僅かな人生を精一杯生きていた桜良だが 予期せぬ出来事で その日々は突然の終わりを告げる・・・
桜良の死から12年。
彼女の勧めから教師となっていた春樹は 日常に疑問のようなものを抱き 退職を考えていた。
そんなある日 老朽化した学校の図書館が取り壊されることになり 書物の整理を押し付けられてしまう。
高校時代 図書委員だった春樹は 桜良のことを思い出しながら 書物の整理を続ける・・・そして彼女が伝えたかったこと・・・12年の時を超えて知ることになる。
桜良の親友である恭子を含めて 青春時代の 少し背伸びした冒険心や恋心を 切なく 重たく そして真っ直ぐに描いた作品です。
(敬称略)
宮田一晴(矢本悠馬/上地雄輔) 滝本恭子(大友花恋/北川景子)
隆弘(桜田通) 栗山(森下大地) 桜良の母(長野里美) 他
切なく・・・ 重たく・・・ そして真っ直ぐな青春純愛物語。
盲腸で入院していた春樹は待合所で一冊の本を拾う。「共病文庫」というタイトルの その本は 春樹のクラスメイトである桜良が書き溜めているものだった。
彼女は膵臓の病であり 余命一年と宣告されていたのだった・・・
整った顔立ちと 持ち前の明るさでクラスの人気者である 桜良と 地味で目立たず 友人も無く いつも一人で本を読んでいる春樹。
桜良の病を知ることで二人は関わりを持つようになり やがて互いの欠けている部分を持っているそれぞれに 憧れを抱くようになる。
が 突然にそれは訪れる。残り僅かな人生を精一杯生きていた桜良だが 予期せぬ出来事で その日々は突然の終わりを告げる・・・
桜良の死から12年。
彼女の勧めから教師となっていた春樹は 日常に疑問のようなものを抱き 退職を考えていた。
そんなある日 老朽化した学校の図書館が取り壊されることになり 書物の整理を押し付けられてしまう。
高校時代 図書委員だった春樹は 桜良のことを思い出しながら 書物の整理を続ける・・・そして彼女が伝えたかったこと・・・12年の時を超えて知ることになる。
桜良の親友である恭子を含めて 青春時代の 少し背伸びした冒険心や恋心を 切なく 重たく そして真っ直ぐに描いた作品です。
(敬称略)
一人旅(2018年 徳島県) [楽]
少ないお盆休みを利用して 1泊2日で徳島へ行きました。
色々と賑わっている「阿波踊り」を生まれて初めて見ようと 今年のお朱月に続く一人旅です。
さすがに阿波踊り期間ということでホテルが取れず 30年ほど前に少しの間住んでいたことのある「阿南市」へ宿泊することに。
到着日の昼食は 昔 住んでいたころに何度か来たことのある「木亭」へ・・・
約30年振りということで おそらくは代替わりしていましたが パスタのトマトソースや サラダのドレッシングも手作りで 建物が立て替えられている以外は 昔の良さを引き継いでいました。
当時を思い出しながら 懐かしく おいしく いただきました。
夕方からは徳島駅へ向かい 人の多さに 驚き 驚き 驚き 総踊り対する処々の問題でどうなのかと思っていましたが 踊る方々や 楽しむ方々には関係ないような・・・
やはり 日本を代表するイベントの一つでした。
この日は 阿南泊でしたので 「岩田屋」での徳島ラーメンを夕食にし 最終列車ぎりぎりまで 各踊り会場の熱気を感じました。
翌日は 阿南市内のホテルで朝食後 周辺を散策し 乗り換えの徳島駅で再び 台風接近に雨にも負けない 阿波踊りの熱気を感じて帰路につきました。
色々と賑わっている「阿波踊り」を生まれて初めて見ようと 今年のお朱月に続く一人旅です。
さすがに阿波踊り期間ということでホテルが取れず 30年ほど前に少しの間住んでいたことのある「阿南市」へ宿泊することに。
到着日の昼食は 昔 住んでいたころに何度か来たことのある「木亭」へ・・・
約30年振りということで おそらくは代替わりしていましたが パスタのトマトソースや サラダのドレッシングも手作りで 建物が立て替えられている以外は 昔の良さを引き継いでいました。
当時を思い出しながら 懐かしく おいしく いただきました。
夕方からは徳島駅へ向かい 人の多さに 驚き 驚き 驚き 総踊り対する処々の問題でどうなのかと思っていましたが 踊る方々や 楽しむ方々には関係ないような・・・
やはり 日本を代表するイベントの一つでした。
この日は 阿南泊でしたので 「岩田屋」での徳島ラーメンを夕食にし 最終列車ぎりぎりまで 各踊り会場の熱気を感じました。
翌日は 阿南市内のホテルで朝食後 周辺を散策し 乗り換えの徳島駅で再び 台風接近に雨にも負けない 阿波踊りの熱気を感じて帰路につきました。
すべては夜から生まれる(2002年 スローラーナー) [哀]
山形(西島秀俊) 優子(甲田益也子) 綾(水沢蛍) 上原(川口潤)
髭の男(青崎寿幸) 仕事仲間の男(半野喜弘) 他
仕事のない俳優は 同棲している彼女に 撮影だと嘘をついては 深夜のカフェや競馬場で時間を潰している。
彼はある夜 画家とその恋人に出会い 繰り返され 抜け出せない日常から逃れるように街を出る。
逃避行ほどの情熱はなく 俳優と画家の恋人は一夜だけを過ごして それぞれ パートナーの元へと帰っていく・・・
日常からの ほんの少しの 頭皮だった が 二人の関係に気付き 激情した画家に 俳優は刺されてしまう・・・
瀕死の俳優を乗せ 病院へ向かう二人の女。
やがて俳優は息絶え 二人の女は去っていく・・・
が 俳優の命はまだ残っていた。
35mmフィルムの映像に味があり 台詞がほとんどなく 微細な感情の動きを楽しむ とてもシュールな作品です。
(敬称略)
終わった人(2018年 東映) [喜]
田代壮介(舘ひろし) 田代千草(黒木瞳)
浜田久里(広末涼子) 山崎道子(臼田あさ美)
鈴木直人(今井翼) 青山俊彦(田口トモロヲ)
笹野高史 ベンガル 清水ミチコ 温水洋一 高畑淳子 岩崎加根子 渡辺哲 他
東大卒業後 メガバンクに入行し エリート街道を歩んできた田代だったが 同期のライバルに負けたことから子会社へ出向させられてしまう。
そのまま銀行に戻ることなく 定年の日を迎えてしまった・・・
「やることがない・・・」
趣味もなく 娘も嫁いでいて 妻は美容師として働いている。
時間を持て余した田代は 公園 図書館 スポーツジム カルチャースクールなどなど 時間を潰すために立ち寄るが 至る所に老人ばかり・・・
妻に愚痴をこぼすも 次第に距離を置かれてしまい 再就職を試みるも 高学歴・高職歴が逆に邪魔になってしまい上手くいかない・・・
そんな中 カルチャースクールの受付として働く 久里が気になるようになり 久里もまんざらではないのでは・・・と勘違いしてしまう。
更にスポーツジムで知り合ったIT会社社長の鈴木から会社の顧問になって欲しいと頼まれ 仕事に恋に 新たな人生が始まったと 田代は思い込んでしまう。
順風満帆に思えたのも束の間 急病死した鈴木の後を頼まれ 社長を引き受けたIT会社は 海外取引先の倒産で億単位の借金を被り倒産。田代の個人資産も返済に充てなければならなくなり ずっと支えてくれていた千草からも愛想を突かされてしまう。
定年後の男の 寂しさ 虚しさ を舘ひろしがコミカルに演じています。
夫を支えながらも個として自立し 年齢とは思えない美貌の妻を黒木瞳が 愛情一杯に 大切に育てられたであろう娘を臼田あさ美が 生き育ってきた背景をも醸し出す表現力で 哀愁漂う作品です。
(敬称略)
遊びの時間は終わらない(1991年 アルゴ・プロジェクト) [楽]
平田道夫(本木雅弘) 鳥飼圭介(石橋蓮司) 深川祐介(西川忠志)
桑名ゆり子(伊藤真美) 柏崎(萩原流行) 佐原(斎藤晴彦) 田代(赤塚真人)
深川巌(原田大二郎) 松木(松澤一之) 中野(今井雅之)
桜田真知子(小川麻衣子) 笠間毅(草薙幸二郎) 浅虫敬子(あめくみちこ)
平田和夫(塚本信夫) 平田道子(岩本多代) 他
1985年にはスペシャルドラマとして放送されている懐かしいブラックコメディ。
イメージアップを狙った警察署が 筋書きのない防犯訓練を行うことにした。
犯人役も 警察官も全てアドリブで事件を起こし 逮捕解決する趣向の訓練だった。
しかし 強盗役に選ばれた平田巡査は その気真面目さと融通の利かない性格から 犯人として 完全犯罪を成立させようとする。
昭和の事件史を調べ 入念な下調べと併せて 完璧な犯人像を創り出す。
そして警察は そんな平田に翻弄され 模擬事件は長引き 住民やTV局をも巻き込んで注目を集めてしまう・・・
想定外の事態に慌てた警察は 適当な落ちを付けて訓練を終わらせようとするが その意図はことごとく挫かれ 人質となった行員の中には平田を支持する者まで現れ 訓練は全く先が見えないものとなってしまう。
誰が いつ どうやって この訓練(事件)に幕を引くのか・・・
(敬称略)
空飛ぶタイヤ(2018年 松竹) [哀]
池井戸潤作品 初の映画化。
長瀬智也 ディーン・フジオカ 高橋一生 深田恭子 寺脇康文 小池栄子
阿部顕嵐 ムロツヨシ 中村蒼 和田聴宏 木下ほうか 浅利陽介 谷村美月
近藤公園 村杉蝉之介 渡辺大 矢野聖人 田口浩正 斎藤歩 岡山天音 矢島健一
津嘉山正種 毎熊克也 加藤満 筒井巧 中林大樹 井上肇 小久保丈二 高川裕也
池上紗理衣 木下隆行 木本武宏 柄本明 佐々木蔵之介 六角精児 大倉孝二
津田寛治 升毅 高村佳偉人 笹野高史 岸辺一徳 他
突然起きたトレーラーの脱輪事故。外れたタイヤは宙を舞い 何の罪もない幼子から母親を奪ってしまった。
整備不良を疑われた運送会社社長 赤松は自社の整備社員を信じて独自に調査を始める。そして車両の欠陥と併せて 大手自動車会社 ホープ自動車のリコール隠ぺいに気付く。
様々な業種を傘下に収める日本有数の巨大グループに守られたホープ自動車。強大な企業に中小企業の運送屋が挑む。
自身の会社が傾いてしまう事態の中 社員を信じて戦う運送会社社長に長瀬智也。
ホープ自動車内でひた隠しにされる隠ぺいに気付き 葛藤の中で決断する管理職にディーンフジオカ ムロツヨシ。
その他のキャストも豪華な顔触れがそろい 池井戸作品らしい 熱く 正義感と人間味が溢れる物語です。
ただ 事故の原因がどうあれ 悪者が誰であれ 何の罪もなく亡くなってしまった人は戻らない・・・そして 子供から母親を奪ったという事実はかわらない・・・
(敬称略)
さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~(2015年 東映) [喜]
吉田岬(永作博美) 山崎絵里子(佐々木希) 山崎有沙(桜田ひより)
山崎翔太(保田盛凱清) 城山恵(臼田あさ美) 弁護士(イッセー尾形)
清水俊夫(村上淳) 山崎由希子(浅田美代子) 永瀬正敏 中村メイ子 他
永作博美と佐々木希の共演で 石川県能登半島を舞台に お互いに・・・そして二人の子供に支えられて生きてゆくヒューマンドラマです。
台湾の女性監督 アン・ショウチョンの作品・・・かなりの名作でした・・・
奥能登の日本海に面する海辺。岬は4歳の時に別れ その後の消息が分からない父を待つために かつて父が海小屋として使っていた場所を修繕し「ヨダカ珈琲店」を開業する。
向かいの民宿には シングルマザーの絵里子が幼い姉弟と共に暮らしている。絵里子は生活のために金沢で夜の仕事をしており 二人の子供は母親のいない夜を過ごすことも多かった。
岬はそんな二人の子供に手を差し伸べ 姉弟も次第に心を開き始める・・・
絵里子の彼氏・・・貧しい環境・・・学校での噂などもあり 絵里子は岬に対して嫌悪感を露にする。
が ある出来事をきっかけに 岬と絵里子に友情が生まれ 絵里子は夜の仕事を辞め 岬のコーヒー店で働き 子供たちとの時間を大切にするようになる。
ある日 父が乗っていたと思われる漁船の残骸と白骨が見つかり 町のニュースとなる。父の死を確かめるでもなく 認めるでもなく 岬は「ヨダカ珈琲」をたたんで 何処かへと行ってしまう・・・
岬がいなくなった後も 「ヨダカ珈琲」に毎日明かりを灯す絵里子。
ある日 振り返ると・・・岬が立っていた・・・
(敬称略)
山崎翔太(保田盛凱清) 城山恵(臼田あさ美) 弁護士(イッセー尾形)
清水俊夫(村上淳) 山崎由希子(浅田美代子) 永瀬正敏 中村メイ子 他
永作博美と佐々木希の共演で 石川県能登半島を舞台に お互いに・・・そして二人の子供に支えられて生きてゆくヒューマンドラマです。
台湾の女性監督 アン・ショウチョンの作品・・・かなりの名作でした・・・
奥能登の日本海に面する海辺。岬は4歳の時に別れ その後の消息が分からない父を待つために かつて父が海小屋として使っていた場所を修繕し「ヨダカ珈琲店」を開業する。
向かいの民宿には シングルマザーの絵里子が幼い姉弟と共に暮らしている。絵里子は生活のために金沢で夜の仕事をしており 二人の子供は母親のいない夜を過ごすことも多かった。
岬はそんな二人の子供に手を差し伸べ 姉弟も次第に心を開き始める・・・
絵里子の彼氏・・・貧しい環境・・・学校での噂などもあり 絵里子は岬に対して嫌悪感を露にする。
が ある出来事をきっかけに 岬と絵里子に友情が生まれ 絵里子は夜の仕事を辞め 岬のコーヒー店で働き 子供たちとの時間を大切にするようになる。
ある日 父が乗っていたと思われる漁船の残骸と白骨が見つかり 町のニュースとなる。父の死を確かめるでもなく 認めるでもなく 岬は「ヨダカ珈琲」をたたんで 何処かへと行ってしまう・・・
岬がいなくなった後も 「ヨダカ珈琲」に毎日明かりを灯す絵里子。
ある日 振り返ると・・・岬が立っていた・・・
(敬称略)
児島ジーンズストリート&ベティスミスジーンズミュージアム(2018年) [楽]
たまには有休をとって・・・と思い 児島へ出掛けてきました。
自動車だと高速料金が6,000円ほど必要ですので その分買い物をと思い JR(往復2,000円ほど)を選びました。
さすが国産ジーンズ発祥の地。駅構内の改札口・自販機から階段・出入り口までデニム柄でした。
さらに レンタサイクルを借りようと近くの 産業振興センターまで歩いていると 路線バスまでデニム柄で驚きました。
親切な産業振興センターの方に案内図をいただき 生まれて初めての電動アシスト自転車・・・快適。
5分ほどでジーンズストリートへ到着。
平日ということで観光客もパラパラ 休業している店舗もありましたが 雰囲気は十分に感じました。
ストリート内には食事処が少なかったので 近くのパティオ2Fにある 創作居酒屋アジアな季節SORA でタイムランチ。
そこから自転車で15分ほど BettySmith (ベティスミス)ジーンズミュージアム に到着。
普段は なかなか買えませんが ジーンズ好きの私にはワクワクするミュージアムでした。
ジーンズの歴史や製作工程を見学し ホントはオーダージーンズを作りたかったのですが・・・調べていた通りの価格だったので断念・・・いつか必ずと思いながら 敷地内のアウトレットでパンツを購入。
一日お世話になった電動自転車を返却して児島駅から帰路へとつく ちょっとした日帰り旅行でした。
自動車だと高速料金が6,000円ほど必要ですので その分買い物をと思い JR(往復2,000円ほど)を選びました。
さすが国産ジーンズ発祥の地。駅構内の改札口・自販機から階段・出入り口までデニム柄でした。
さらに レンタサイクルを借りようと近くの 産業振興センターまで歩いていると 路線バスまでデニム柄で驚きました。
親切な産業振興センターの方に案内図をいただき 生まれて初めての電動アシスト自転車・・・快適。
5分ほどでジーンズストリートへ到着。
平日ということで観光客もパラパラ 休業している店舗もありましたが 雰囲気は十分に感じました。
ストリート内には食事処が少なかったので 近くのパティオ2Fにある 創作居酒屋アジアな季節SORA でタイムランチ。
そこから自転車で15分ほど BettySmith (ベティスミス)ジーンズミュージアム に到着。
普段は なかなか買えませんが ジーンズ好きの私にはワクワクするミュージアムでした。
ジーンズの歴史や製作工程を見学し ホントはオーダージーンズを作りたかったのですが・・・調べていた通りの価格だったので断念・・・いつか必ずと思いながら 敷地内のアウトレットでパンツを購入。
一日お世話になった電動自転車を返却して児島駅から帰路へとつく ちょっとした日帰り旅行でした。
夜空はいつでも最高密度の青色だ(2017年 東京テアトル/リトルモア) [哀]
美香(石橋静河) 慎二(池松壮亮) 玲(佐藤玲) 牧田(三浦貴大)
他に ポール・マグサリン 大西力 野嵜好美 市川実日子
松田龍平 田中哲司
建設現場で 日雇いとして肉体労働を続けるしかない男たち・・・
母親は自殺したらしく 仕事もせずに賭け事ばかりの父親と 高校生の妹が住む実家へ仕送りを続けるため 看護師のほかにガールズバーでアルバイトをする女・・・
まだまだ 夢も希望も持て それに向かうチャンスがありながら 東京という大都会の片隅で生きている。
言葉にできない不安や孤独と共に 死の気配を身近に感じながら毎日をやり過ごしている・・・
そんな排他的で 居心地の悪い生活の中 偶然出会った美香と信二。
生きづらさを抱えながらも 何とか希望を見出そうとする自称「ヘン」な二人は 次第に心を通わせていく。
若者が抱える過去 人に言えない身体的・心情的な傷 こんなはずじゃなかった と思うが それを認めてはいけないような・・・
若者の内面を 石橋静河と池松壮亮が表現しています。
(敬称略)
うなぎ(1997年 松竹) [喜]
山下拓郎(役所広司) 服部桂子(清水美砂) 高田重吉(佐藤充)
高崎保(柄本明) 野沢祐司(哀川翔) 斎藤昌樹(小林健)
山下恵美子(寺田千穂)
平泉成 中丸新将 上田耕一 光石研 深水三章 小西博之 小沢昭一
常田富士男 倍賞美津子 田口トモロヲ 市原悦子 他
不倫をした妻を殺害。 それ以来 人間不信に陥ってしまい ペットである「うなぎ」だけに心を開き 出所後は静かに理髪店を営んでいる男と 自らの境遇に先行きを見出すことが出来ず 命を絶とうとする女性。
若き日の役所広司と清水美砂が心の交流を描いた 懐かしい名作です。
8年後の仮出所後 保護司である住職の紹介もあり 寂れた床屋を手直しして営業する山下。変わった人もいるが 何かと気にかけてくれる町の人たちとも少しずつ打ち解け始めたころ 河原で自殺を図った女性 桂子を助ける。
命を助けられた桂子は 住職のもとで世話になり 山下の理髪店を手伝うようになる。
偶然回収に来た清掃車の運転手であり 山下と同時期に服役していた高崎の嫌がらせや 桂子の事情に巻き込まれながらも 山下の人間不信は少しずつ解れていき・・・
ある騒動うぃきっかけに 山下の心も桂子へと向かう・・・
(敬称略)
孤狼の血(2018年 東映) [哀]
この国には 牙のない男が増えすぎた。
広島県警&呉原東署
大上章吾(役所広司) 日岡秀一(松坂桃李) 友竹啓二(矢島健一)
土井秀雄(田口トモロヲ) 菊池(さいねい龍二) 嵯峨大輔(滝藤賢一)
広島仁正会
一之瀬守孝(江口洋介) 尾谷憲次(伊吹吾郎) 永川恭二(中村倫也)
五十子正平(石橋蓮司) 加古村猛(嶋田久作) 瀧井銀次(ピエール瀧)
野崎康介(竹野内豊) 吉田滋(音尾琢真) 苗代広行(勝矢)
上早稲二郎(駿河太郎) 上早稲潤子(MEGUMI)
その他キャスト
高坂隆文(中村獅童) 高木里佳子(真木よう子) 岡田桃子(阿部純子)
時代背景は昭和63年。
暴力団対策法成立前の広島を舞台に 刑事 ヤクザ 女 が 生き残りをかけて戦う生き様を 熱く 忌わしく えげつなく 描いています。
「仁義なき戦い」を現在の俳優が演じれば・・・という様相で 目を背けたくなるような暴力描写と 汚さ 泥臭さが 更に昭和感を掻き立てます。
架空都市 広島県呉原で 地場の暴力組織尾谷組と 新たに進出してきた巨大組織 五十子会系加古村組の抗争がくすぶっている中 加古村組関連の金融会社社員が失踪する。
この事件を機に 尾谷組と加古村組の抗争は激化する・・・
その渦中で 暴力団との癒着が噂される大上刑事に振り回される新人の日岡刑事。
広島県警の策略も絡み 暑苦しい男たちが激しくぶつかり合う・・・THE東映です。
(敬称略)
22年目の告白-私が殺人犯です-(2017年 ワーナー・ブラザース映画) [哀]
曾根崎雅人(藤原竜也)
容姿端麗な謎の男性。22年前の東京連続絞殺事件の犯人を名乗り 告白本を発表する。
牧村航(伊藤英明)
あと一歩のところで犯人を取り逃がした過去を持つ 連続考察事件担当刑事の一人。
仙堂俊雄(仲村トオル)
「NEWS EYES」のキャスター。22年前に真相を追及していたジャーナリスト。
岸美晴(夏帆) 牧村とは顔馴染みで 二件目の事件の遺族であり 目撃者。
牧村里香(石橋杏奈) 牧村航の妹。
阪神淡路大震災が原因で 兄のもとへ引っ越すも 事件後に行方不明。
小野寺拓巳(野村周平) 牧村里香の婚約者。
他に 竜星涼 松本まりか 矢島健一 早乙女太一
平田満 岩松了 岩城滉一
1995年 東京で起きた5件の連続考察事件。被害者に関わる者の目前で罪を犯すという 冷酷残忍な事件だった。が 大掛かりな捜査もむなしく 時効を迎えてしまう・・・
それから22年。一人の男が自ら犯人であると名乗り出た。
告白本を出版し 派手なパフォーマンスを繰り返す男に 警察関係者・被害者家族はもとより 日本中が翻弄される。
告白本がベストセラーとなり 日本中が騒ぎ立てている時 新たに真犯人を名乗る人物から 犯行当時の動画がアップされる・・・
そして キャスター仙堂の元 告白本の曾根崎 担当刑事で妹の行方を捜す牧村 真犯人と嘯く男 が「NEWS EYES」のスタジオに集まり・・・騒動となる。
目前で家族を殺害され 復讐を誓った者 行方不明になった婚約者を想い 探し続ける者 一度は追い詰めながらも犯人を取り逃がしたことを抱え込んでいる者。
それぞれの無念が執念へと変わり 本当の犯人を追い詰めていく・・・
(敬称略)
幸福のアリバイ~Picture~(2016年 東映) [楽]
中井貴一 柳葉敏郎 大地康雄 山崎樹範 木南晴夏 浅利陽介 木村多江
谷田歩 坂田聡 佐藤二朗 平賀雅臣 山田明郷 柾木玲弥 小野ゆり子
清野菜名 入山法子 渡辺大 他
陣内孝則 原案・監督
① ヤクザの葬式とは知らずに担当してしまった葬儀屋と 遺書の内容でゴタつき 揉める親族・知人たち。
② 3年付き合っている彼は 定職に就かず 甲斐性もお金もない。結婚適齢期となったカメラアシスタントの女性は 条件の良い見合い話に乗り気だが・・・
見合い話を隠そうとする彼女と それを見つけたと同時に浮気がバレる彼氏・・・
③ 成人式に派手な特攻服と ギラギラに飾った原付で向かおうとする一人息子。
それを必死に止めようとする母親・・・格好が悪いと説得する母親に対して 父親は・・・
④ 出来ちゃった婚で出産間近の妻。一人娘を男手一つで育ててきた義父を駅まで迎えに行き 気まずい空気のまま 義父の八つ当たりを受けながら 病院までの道のりを進む夫・・・病院に到着し 生まれた子供を目にしたとき・・・
⑤ 結婚式の数合わせで 友人代行のアルバイトをする男。式場で撮影していたカメラマンは偶然にも別れた彼女だった。
役者のフリをして見栄を張る男・・・芸能事務所の美人社長に声を掛けるも プロ野球で首位打者を獲得したばかりで 美人社長とは大学の同級生という男が目障りになる。そして無謀にも 野球勝負をふっかける・・・
人それぞれにある人生の節目。そこで巻き起こる泣き笑いを 俳優個々の個性と表現力で演じていて 俳優・女優の力(演技力)をとてつもなく感じる作品です。
(敬称略)
新宿スワンⅡ(2017年 ソニー・ピクチャーズエンタテイメント) [怒]
2015年公開の同作続編。
白鳥龍彦(綾野剛) 滝正樹(浅野忠信) 真虎(伊勢谷友介)
関玄介(深水元基) 葉山豊(金子ノブアキ) 時正(村上淳)
久保田悠来 上地雄輔 広瀬アリス 高橋メアリージュン 桐山漣 一ノ瀬ワタル
成田凌 中野英雄 北村昭博 中野裕太 笹野高史 要潤 神尾祐 山田優
豊原功補 吉田鋼太郎 椎名桔平 Anly 野崎萌香 他
南秀吉の死から一年。
歌舞伎町を拠点にするスカウト会社バーストの龍彦は 闇金の返済に追われるマユミを涼子ママの店に紹介する。
その頃は ハーレムとの合併により激増したスカウトマン同士で女の子の取り合いが起こっている時だった。
社内でのいざこざに業を煮やした山城社長は 活動エリア拡大のため 横浜への進出を決断。横浜出身の関と龍彦にその任を命じる。
気乗りはしなかったが 突然姿を消した同僚の洋介が横浜にいることを知った龍彦は関らと共に乗り込むことを決意する。
全日本酒販連合会会長 住友が大型店を出店する横浜は ヤクザや警察とも繋がる滝が率いる ウィザードの本拠地。
バーストの進出を逆手に取り そのケツモチである天野会長に近づき 新宿への逆進出を図る滝。
滝が積んだ金・・・ 天野から手を引かれ 窮地に陥るバースト・・・
事態を収拾するため 横浜に進出していた龍彦たちを破門にし 数々の手立てを講じるバーストの面々。
バーストを 龍彦を 信じる仲間・女の子たちが 様々な方法で加勢し 心身共に傷つきながらも 新宿vs横浜の決戦は佳境を迎えていく・・・
そして 龍彦と洋介は・・・ また 滝と関との過去は・・・
(敬称略)
帝一の國(2017年 東宝) [楽]
生徒会長選挙に命をかける男 野心みなぎる学園政権闘争コメディ
赤場帝一(菅田将暉) 榊原光明(志尊淳) 大鷹弾(竹内涼真)
佐々木洋介(岡山天音) 東郷菊馬(野村周平) 根津二四三(荻原利久)
森園億人(千葉雄大)
間宮祥太郎 鈴木勝大 瀬戸祐介 木村了 他
全国屈指の超名門 海帝高校。政財界に強力なコネを持ち 海帝のトップ=生徒会長は 東大への推薦入学 そして 将来の内閣入りが確約されているという。
時は4月 海帝中等部で生徒会長を務め 大きな野心を持つ 赤場帝一が首席で入学する。彼の夢は総理大臣になって自分の国を作ること。
それを実現するために 生徒会長の座を狙う が そこには 親の代から 幼い頃からの腐れ縁が続く東郷菊馬や 海帝では珍しい外部入学の一風変わった大鷹弾ら ライバルがひしめき合う。
ライバルを全員蹴落として必ずトップに立つ・・・プライドも捨て 汚い手も辞さない覚悟の帝一は 一年後の生徒会総選挙を見据えて野望への一歩を踏みだす。
が そこには想像を絶する試練や 卑劣さ 罠が潜んでいた。そして それは生徒たちの父親の立場をも巻き込んでしまう・・・
信頼できるのは誰か 裏切るのは誰か 最後に勝つのは誰か そして正しいトップは誰なのか・・・
野心の男 謀略の男 正義の男 支配の男 補佐の男 戦術の男 たちが相まみえるテンポよいコメディ。
本当の勝者は・・・
(敬称略)
赤場帝一(菅田将暉) 榊原光明(志尊淳) 大鷹弾(竹内涼真)
佐々木洋介(岡山天音) 東郷菊馬(野村周平) 根津二四三(荻原利久)
森園億人(千葉雄大)
間宮祥太郎 鈴木勝大 瀬戸祐介 木村了 他
全国屈指の超名門 海帝高校。政財界に強力なコネを持ち 海帝のトップ=生徒会長は 東大への推薦入学 そして 将来の内閣入りが確約されているという。
時は4月 海帝中等部で生徒会長を務め 大きな野心を持つ 赤場帝一が首席で入学する。彼の夢は総理大臣になって自分の国を作ること。
それを実現するために 生徒会長の座を狙う が そこには 親の代から 幼い頃からの腐れ縁が続く東郷菊馬や 海帝では珍しい外部入学の一風変わった大鷹弾ら ライバルがひしめき合う。
ライバルを全員蹴落として必ずトップに立つ・・・プライドも捨て 汚い手も辞さない覚悟の帝一は 一年後の生徒会総選挙を見据えて野望への一歩を踏みだす。
が そこには想像を絶する試練や 卑劣さ 罠が潜んでいた。そして それは生徒たちの父親の立場をも巻き込んでしまう・・・
信頼できるのは誰か 裏切るのは誰か 最後に勝つのは誰か そして正しいトップは誰なのか・・・
野心の男 謀略の男 正義の男 支配の男 補佐の男 戦術の男 たちが相まみえるテンポよいコメディ。
本当の勝者は・・・
(敬称略)
ミッドナイトジャーナル(2018年 テレビ東京) [怒]
関口豪太郎(竹野内豊) 藤瀬祐里(上戸彩) 岡田昇太(寛一郎)
辻本剛(徳重聡) 加藤拓三(松尾諭) 清川愛梨(水谷果穂)
井上美沙(水沢エレナ) 西の佐恵(朝加真由美) 須賀誠(升毅)
外山義柾(木下ほうか) 山上光顕(松重豊) 二階堂實(小日向文世)
中央新聞社の記者 関口と藤瀬は 世間を震撼させた連続少女誘拐事件を取材中 一人の少女が生き残っている可能性と 犯人は二人組では という疑いを突き止められぬまま 「少女は遺体か?」という誤報を打ってしまい 関口は支社へ左遷 藤瀬は遊軍に配置されてしまっていた。
7年後・・・新たに連続少女連れ去り事件が発生し 関口は7年前の共犯者による再犯を疑うが 社内では取り合ってもらえない。
当時の犯人には極刑が告げられ 執行されていた が 犯人は共犯者の存在を訴えていた・・・
スクープ欲しさではなく 救える命のために 関口は調査に奔走する・・・藤瀬と新人記者である岡田という仲間と共に。
仕事に没頭し 出産中に帰らぬ人となってしまった妻にも会えず 残された一人娘は妻の実家へと 哀愁漂う昭和の男性を竹野内豊が熱く演じています。
また 新聞社内や警察内にも 自らの立場 上下関係 と葛藤しながら 正義感や人間の感情を重く受け止めようとする 熱い人たちがいる。
本城雅人の同名小説を 開局記念ドラマとして TV東京が製作。
ドラマ ドキュメンタリー から 経済番組 バラエティ まで コアなファンが多いと思われるTV東京。
じわじわと染みる番組を放送し 時折 ハッとするようなドラマを制作しています。
他の大手局は 派手だったり 情報性をPRしたりと それぞれが定着させたいイメージを前面に打ち出しているように感じるのですが テレビ東京は それと一線を画し 人間や物事に対する深い部分を発信しているように思え 私も好きな番組が多いです。
(敬称略)
四月は君の嘘(2016年 東宝) [哀]
宮園かをり(広瀬すず) 有馬公生(山﨑賢人) 澤部椿(石井杏奈)
渡亮太(中川大志) 瀬戸紘子(板谷由夏) 有馬早希(檀れい)
幼いころから母の厳しい指導を受け その正確無比なピアノ演奏は数々のコンクールで絶賛され 神童 と呼ばれていた公生。
だが 厳しかった母の病死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなり 演奏から遠ざかってしまう・・・
月日は流れ 高校生となった公生は 4月のある日 幼馴染の亮太を好きだという かをり を亮太に紹介するため 同じく幼馴染の 椿 に頼まれて付き合うことに。
その待ち合わせの公園で 子供たちと楽しそうにセッションする少女に目を奪われる。
まるで ブレーメンの音楽隊のような・・・ 公正 と かをり の出会いだった。
コンテストに参加するかをりのバイオリン演奏を聴いた公生。母の死依頼 モノクロだった公生の音楽観が少しずつ色付きはじめていた・・・
天真爛漫で自由奔放なかをりに振り回されながらも ピアノの前に向かう公生。弾き始めては聴こえなくなり・・・を繰り返しながら 母の親友で日本を代表するピアニスト 紘子の支えもあり 公正は再び音楽の道へと戻っていく。
しかし 二人で出演することになっていた会場にかをりは現れず 公正はバイオリンメインのセッション舞台で 一人ピアノを奏でることになる。
一方 かをりには隠し続けていた秘密があった。かをりの体を蝕む病は悪化し 余命僅かという状態にまで陥っていたのだった。
それを隠し 幼い頃から憧れていた公生とのセッションを夢見ていたかをり。それだけではなく公正に対する愛情をも深めていた・・・
それを知った椿。彼女もまた 幼馴染の公正を好きだった。そして かをりから好きだと言われていた亮太も かをりと椿の気持ちに気づく・・・
かをりは命を懸け 成功確率が僅かしかない手術を受ける覚悟を決める。公正と共に生きる可能性が 少しでもあるのならと・・・
奇しくも かをりの手術と 音楽の道に戻った公生が出場するピアノコンクールの日が重なり 公正はありったけの想いを 母へ そして かをりへと届くように熱演する・・・
しかし かをりは・・・手術の途中で帰らぬ人となってしまう・・・
数日後 生前 公正に宛てたかをりからの手紙が届く・・・
(敬称略)
サバイバルファミリー(2017年 東宝) [喜]
鈴木義之(小日向文世) 鈴木光恵(深津絵里)
鈴木結衣(葵わかな) 鈴木敏夫(時任三郎) 斎藤静子(藤原紀香)
斎藤涼介(大野拓朗) 斎藤翔平(志尊淳) 古田富子(渡辺えり)
高橋亮三(宅麻伸) 佐々木重臣(柄本明) 田中善一(大地康雄)
松浦雅 菅原大吉 徳井優 桂雀々 森下能幸 田中要次 有福正志 左時枝
ミッキー・カーチス
ある日 突然 日本中が停電に・・・
東京で暮らす鈴木一家。会社員の父 義之と 専業主婦の光恵。一男一女は 大学生と高校生。平凡な一家を襲ったのは突然の停電・・・しかも広範囲な・・・
数時間で復旧するだろうと思っていた停電だが 1日・・・ 3日・・・と経っても復旧しない。どころかどうやら日本中が大停電に陥ってしまっているようだった。
最初は軽く考えていた住民たちも 交通機関・ガス・水道までのストップ焦りだし スーパーや商店は品切れ続出。
現金が全く価値をなさなくなり 飲み物・食べ物などで生活に困った人々が右往左往する中 鈴木家の関白亭主は 家族を連れての東京脱出を試みる。
しかし 電車・バスは勿論 飛行機も飛ばない状況下で 光恵の実家である鹿児島までの自転車旅は無謀すぎた・・・
行く先々で困窮し 飲み水も底をつく。方向や判断を誤るばかりの義之に子供達も呆れ 憤る・・・
そんな中 辿り着いた田舎町で住民の温かさに触れ また 家族を思いやる父の愛情を知り 普段はまともに口もきかなかった子供たちの心情に変化が見え始める。
先は見えぬが明かりが照らし始めたかと思った矢先 増水した川を渡ろうとしていた手製の筏が壊れ 義之は流されてしまう。
悲しみに溢れ 途方に暮れる 光恵と子供たち。とてつもなく重い心と身体を引きずりながらも南を目指す。
ようやく見つけた 動いている蒸気機関車に乗り込み 眺めた窓の外には 発煙筒を灯してSOSを訴える義之の姿が・・・
突然の災害時に 心が少し離れかけていた家族が一丸となり お互いを助けながら 一人暮らしの妻の実家を目指す。道中の様々なトラブルに 心折れそうになりながらも支え合って生き抜く・・・温かい作品です。
(敬称略)
破門 ふたりのヤクビョーガミ(2017年 松竹) [楽]
桑原保彦(佐々木蔵之介) 二宮啓之(横山裕) 渡辺悠紀(北川景子)
木下(濱田崇裕) 玲美(橋本マナミ) 初見(木下ほうか) 滝沢(宇崎竜童)
佐藤佐吉 勝矢 山本竜二 中村ゆり 矢本悠馬 高川裕也
内藤(佐藤蛾次郎) 森山組長(月亭可朝) 二宮悦子(キムラ緑子)
嶋田勝次(國村準) 小清水隆夫(橋爪功) 他
頼りない建設コンサルタントの二宮は 小清水という映画プロデューサーから持ち掛けられた出資話に乗ってしまう。
幼い頃から可愛がってもらっていた 関西の武闘派ヤクザ 二蝶会の若頭 嶋田も自身の出資と合わせて 二宮名義でも出資する。
が 直後に小清水は愛人の玲美と消え 詐欺と気付き 自身も出資していた二蝶会の桑原と二宮の変なコンビは彼らを追うことに・・・
しかし 小清水逃亡の裏には 二蝶会と同じく神戸川坂会直系だが 格上の滝沢組が属する 尼崎の亥誠組の目論見があった。
構成員60人ほどの二蝶会が 構成員600人もの亥誠会にはめられ 成り行きで桑原は 滝沢組の構成員を痛めつけてしまう。
香港マカオから愛媛の今治まで 小清水を追いかけ 追い詰める桑原と二宮だが 小清水の老獪な誤魔化しに何度も騙され 窮地に陥りかけるが 切れ者の桑原がそれらをことごとく見破り 先回りして小清水を追い詰める。
重たいヤクザ物ではなく 軽妙さを含んだコメディの一面もあります。怖くも 優しく 冷酷そうだが人情に熱い そんな桑原を佐々木蔵之介が演じ 臆病な素人 二宮との掛け合いがテンポよく 楽しめます。
(敬称略)
あやしい彼女(2016年 松竹) [楽]
韓国発で 中国 ベトナム 日本 でリメイクされた理由がわかる名作です。
大鳥節子(多部未華子) 瀬山カツ(倍賞美津子) 瀬山幸恵(小林聡美)
瀬山翼(北村匠海) 中田次郎(志賀廣太郎) 相原みどり(金井克子)
小林拓人(要潤) 他
女手一つで 一人娘を育て上げた 瀬山カツは73歳。頑固でおせっかいな性格が災いし 周囲からは敬遠されがち。
唯一の理解者は 苦労を共にしてきた幼馴染の次郎。
立派に育て上げたはずの娘は 結婚するも3年で離婚。雑誌の編集長として 羨む職に就いていたが 年齢からか センスが古いという理由で別の部署に異動させられてしまう。
孫の翼は 優しい心根ながら 音楽活動にのめり込み プロを目指すも どこか覚悟が足りない・・・
そんな家族に愚痴をこぼすセツだが ある夜 明かりの灯る写真館で撮影すると・・・
20歳の時の若々しく 美しい姿のカツになっていた。
ヘアスタイルやファッションを一新し 生きたかった人生を生きようと決意。
のど自慢大会で昭和歌謡を歌ったところ 周囲を唖然とさせ 音楽プロデューサー 小林拓人の目に留まる。
その後 カツと知らない翼から誘われ 翼のバンドでヴォーカルとして活動し TV番組にも出演。フェスへの初出場も決まった。
が フェス当日 修理に出していたギターを受取りに行った翼が事故に遭う。翼が創り 伝えたかった楽曲だからと カツは翼抜きでステージに立つ。
一方 重症の翼には輸血が必要で 同じ血液型はカツのみ。ステージを終えたカツは
血液が流れることで 元のカツに戻ってしまうことを承知で輸血に臨む。
その時 若返ったカツだと気づいていた幸恵は・・・ そして 元の姿に戻ったカツを迎えに来た彼は・・・
本音があっても 思っていることを素直には伝えられない・・・ でも とてつもなく愛おしく感じていて 存在があるから頑張れる・・・そんな物語です。
(敬称略)
大鳥節子(多部未華子) 瀬山カツ(倍賞美津子) 瀬山幸恵(小林聡美)
瀬山翼(北村匠海) 中田次郎(志賀廣太郎) 相原みどり(金井克子)
小林拓人(要潤) 他
女手一つで 一人娘を育て上げた 瀬山カツは73歳。頑固でおせっかいな性格が災いし 周囲からは敬遠されがち。
唯一の理解者は 苦労を共にしてきた幼馴染の次郎。
立派に育て上げたはずの娘は 結婚するも3年で離婚。雑誌の編集長として 羨む職に就いていたが 年齢からか センスが古いという理由で別の部署に異動させられてしまう。
孫の翼は 優しい心根ながら 音楽活動にのめり込み プロを目指すも どこか覚悟が足りない・・・
そんな家族に愚痴をこぼすセツだが ある夜 明かりの灯る写真館で撮影すると・・・
20歳の時の若々しく 美しい姿のカツになっていた。
ヘアスタイルやファッションを一新し 生きたかった人生を生きようと決意。
のど自慢大会で昭和歌謡を歌ったところ 周囲を唖然とさせ 音楽プロデューサー 小林拓人の目に留まる。
その後 カツと知らない翼から誘われ 翼のバンドでヴォーカルとして活動し TV番組にも出演。フェスへの初出場も決まった。
が フェス当日 修理に出していたギターを受取りに行った翼が事故に遭う。翼が創り 伝えたかった楽曲だからと カツは翼抜きでステージに立つ。
一方 重症の翼には輸血が必要で 同じ血液型はカツのみ。ステージを終えたカツは
血液が流れることで 元のカツに戻ってしまうことを承知で輸血に臨む。
その時 若返ったカツだと気づいていた幸恵は・・・ そして 元の姿に戻ったカツを迎えに来た彼は・・・
本音があっても 思っていることを素直には伝えられない・・・ でも とてつもなく愛おしく感じていて 存在があるから頑張れる・・・そんな物語です。
(敬称略)
本能寺ホテル(2017年 東宝) [怒]
倉本繭子(綾瀬はるか) 織田信長(堤真一) 森蘭丸(濱田岳)
吉岡恭一(平山浩行) 明智光秀(高嶋政宏) 本能寺ホテル支配人(風間杜夫)
吉岡征次郎(近藤正臣) 大塚孫三(田口浩正) 島井宗室(佐戸井けん太)
八嶋智人 宇梶剛士 飯尾和樹 加藤諒 平岩紙 迫田孝也 赤座美代子 曽我部洋士 豊田康雄 峰蘭太郎 永野宗典 ナレーション(中井貴一) 他
ふとしたきっかけで 京都のレトロなホテル 「本能寺ホテル」 に宿泊することとなった繭子。
そこには ある条件を満たすことで 戦国時代に繋がる 不思議なエレベーターがあった。
一方 時は1582年。天下統一を目前に 織田信長は 森蘭丸ら 少数の家臣と共に 京都・本能寺に滞在していた。短気で冷酷非道な信長を前に 家臣たちは戦々恐々とした毎日を送っていた。
そんな時 知らずに条件を満たした繭子が 突然本能寺に迷い込む・・・
400年後からやって来た現代人の繭子。信長や蘭丸はもとより 繭子自身も訳がわからぬまま・・・
時代の行き来を繰り返す中で 次第に信長や蘭丸とも交流を深め やがて信長の人間性に惹かれていく・・・
やがて繭子は 迷い込んだ1582年の その日が「本能寺の変」発生の前日だと気づき 歴史を変えてしまうかもしれないことに悩みながらも に信長と蘭丸に打ち明ける。
が 信長の態度は意外なものだった・・・
「泣かぬなら殺してしまえホトトギス」で知られ 冷酷無比な印象が強い織田信長。
その本当の内面や 男気 潔さ そして我が身よりも日本国全体の未来を案じていた 人の大きさを表現した作品です。
(敬称略)
今夜、ロマンス劇場で(2018年 ワーナーブラザーズ映画) [喜]
運命なんて飛び越えて 私はあなたに逢いにいく。
美雪(綾瀬はるか) 牧野健司(坂口健太郎)
成瀬塔子(本田翼) 本多正(柄本明) 俊藤龍之介(北村一輝)
吉川天音(石橋杏奈) 山中伸太郎(中尾明慶) 病室の老人(加藤剛)
時代背景は1960年 映画が一番の娯楽だったころ・・・
田舎から出てきて7年が経つ 牧野健司 の夢は映画監督になること。
一応 助監督ではあるが まだまだ雑用ばかりの日々。古いアパートに住み 現場との往復が毎日の中 唯一の楽しみは 本多が営む古い映画館「ロマンス劇場」で見つけた 古いモノクロのB級映画「お転婆姫と三獣士」。
誰も観ない映画だが 健司にとっては最高の作品。なぜなら 映画のヒロインで お転婆女王の 美雪 に恋をしたからだった。
ところが その映画は収集家に売られることとなり 健司は彼女の最後の姿を目に焼き付けようと観ながら 彼女に逢えることを願う・・・
その時 突然の雷鳴と停電・・・そして見上げた先には モノクロの美雪がいた。
女王様のお転婆に振り回されながらも 健司の想いは深まり いつしか美雪も健司に想いを寄せるようになる。
が 美雪には 人のぬくもりに触れたら消えてしまうという秘密があった。
それは スクリーンの中から現実世界へ出るための代償だった。
互いの想いながらも 触れられない・・・
切なくとも どうしようもない事実に向き合い 二人が出した答えは・・・
冒頭の老人と看護師の会話・・・これがエンディングでとてつもないラブストーリーへと繋がります。
現実には起こりえない物語の中に 切なくも羨ましく そして 儚くも美しく 素晴らしい愛情が溢れています。
(敬称略)
美雪(綾瀬はるか) 牧野健司(坂口健太郎)
成瀬塔子(本田翼) 本多正(柄本明) 俊藤龍之介(北村一輝)
吉川天音(石橋杏奈) 山中伸太郎(中尾明慶) 病室の老人(加藤剛)
時代背景は1960年 映画が一番の娯楽だったころ・・・
田舎から出てきて7年が経つ 牧野健司 の夢は映画監督になること。
一応 助監督ではあるが まだまだ雑用ばかりの日々。古いアパートに住み 現場との往復が毎日の中 唯一の楽しみは 本多が営む古い映画館「ロマンス劇場」で見つけた 古いモノクロのB級映画「お転婆姫と三獣士」。
誰も観ない映画だが 健司にとっては最高の作品。なぜなら 映画のヒロインで お転婆女王の 美雪 に恋をしたからだった。
ところが その映画は収集家に売られることとなり 健司は彼女の最後の姿を目に焼き付けようと観ながら 彼女に逢えることを願う・・・
その時 突然の雷鳴と停電・・・そして見上げた先には モノクロの美雪がいた。
女王様のお転婆に振り回されながらも 健司の想いは深まり いつしか美雪も健司に想いを寄せるようになる。
が 美雪には 人のぬくもりに触れたら消えてしまうという秘密があった。
それは スクリーンの中から現実世界へ出るための代償だった。
互いの想いながらも 触れられない・・・
切なくとも どうしようもない事実に向き合い 二人が出した答えは・・・
冒頭の老人と看護師の会話・・・これがエンディングでとてつもないラブストーリーへと繋がります。
現実には起こりえない物語の中に 切なくも羨ましく そして 儚くも美しく 素晴らしい愛情が溢れています。
(敬称略)