めがね(2007年 日活) [喜]
「何が自由か 知っている。」
タエコ(小林聡美) ハルナ(市川実日子) ヨモギ(加瀬亮)
ユージ(光石研) サクラ(もたいまさこ) 森下(薬師丸ひろ子)
橘ユキコ 中武吉 荒井春代 吉永賢 里美真利奈
いかにも時間に追われ 殺伐とした生活を続けているであろうと思われる タエコ。
ふと 携帯も繋がらないようなところへ旅行に行こうと思い立つ。
南の島へ降り立ったタエコは 予約した宿泊先へ向かう・・・
宿泊先「ハマダ」 そこではタエコが考えていた旅とは程遠い 何もない時間が過ぎていく場所だった。
何を見るでもなく 楽しむでもなく ただただ ゆっくりと ゆっくりと過ぎていく時間・・・思い描いていた旅行とは違うことと 周囲の人々 時間の使い方 などに耐えられなくなったタエコは 「ハマダ」を出てもう一つある「マリーンパレス」という旅館に向かった・・・ が そこは共同労働をして 育てた野菜で食事を摂る・・・そんな宿で タエコも畑仕事をさせられそうになる。
泊るところもなく 途方に暮れながらポツポツと歩くタエコ・・・心配で探しに来たサクラおばさんの自転車には 載せることが出来ず 大きな荷物を捨てて 「ハマダ」へ戻る。
その日から タエコは少しずつ変わっていく。自然やその街 そこの人たちと交わろうとし 次第と心に余裕を持ち始める。
そして 夏が終わるころ それぞれは元の生活へと戻り 一年後の夏・・・約束でもしたかのように自然とあの町に集まる・・・
この半月ほど 日常の仕事にプラスして細かな作業が続く日々が続き 時間と携帯の着信 その他諸々に追われ ようやくひと段落した感があって 何となく穏やか でゆったりとした 作品が観たくパッケージを見ながら探しました。
(敬称略)
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