きみはいい子（2015年 アークエンタテイメント）

岡野匡（高良健吾）　は一年目の小学校教師。真面目ではあるが　優柔不断でどっちつかずの性格。そんな岡野をナメているのか　児童たちは言うことを聞いてくれず　恋人である　丸山美咲（黒川芽以）　との仲も曖昧になっている。



水木雅美（尾野真千子）　の夫はタイへ単身赴任中であり　３歳の娘と二人暮らし。公園でママ友たちに見せる笑顔とは裏腹に　家では度々あやねに手をあげ　自己嫌悪に陥っている。



佐々木あきこ（喜多道枝）　は小学校へと続く坂道にある古い家で一人暮らし。ある時　買い物に行ったスーパーで　お金を支払わずに店を出てしまい　店員の　櫻井和美（富田靖子）　にとがめられ　認知症が始まったのかと不安になる・・・

そして　和美もまた　障害を持つ子供　弘也（加部亜門）　を抱えて必死に生きている。

とある小さな町で　それぞれの過去と事情を抱え　先行きの不安に押し潰されそうになりながら暮らす彼らは　さまざまな局面で交差しながら　「出会い」と「気づき」によって前を向こうとする。

他に　池脇千鶴　高橋和也　内田慈　松嶋亮太　など


過去　現在　未来　と続くトラウマや現実。
虐待や障害・認知症など　いつ　わが身や家族に降りかかるかもしれない　望まずとも防ぐことが困難なこと・・・
今の自分たちに　正面から向き合える強さがあるのでしょうか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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