東京プレイボーイクラブ(2012年 スタイルジャム) [怒]
行き場をなくしてしまった者たちが 何となく働き 生きている場末のサロン 東京プレイボーイクラブ。
地元のスクラップ工場でトラブルを起こした 勝利(大森南朋) も流れ着いた一人。
昔の仲間であり クラブ経営者の 成吉(光石研) と行った居酒屋で 勝利は難癖をつけてきた 梅造(三浦貴大) を痛めつけてしまう。
梅造がその街の繁華街を取り仕切るヤクザ 松ノ助(佐藤佐吉) の実弟だったことから 次男の 竹男(赤堀雅秋) も含めた三兄弟と大変なトラブルになってしまう・・・
そんな時 プレイボーイクラブのボーイ 貴弘(淵上泰史) は店の金に手を付けてしまい 同棲相手の エリ子(臼田あさ美) は店で働くことになってしまう。
そして 松ノ助のもとへ示談金を届けたエリ子・・・ しかし届けたラブホテルでのSMプレイ中に松ノ助は心臓発作を起こして死んでしまう。
成吉は勝利に頼み 死体をバラバラにして川へ捨てるが 帰ってこない松ノ助を探して 竹男と梅造が事務所に乗り込んでくる。
成吉は脅され 勝利とエリ子を呼び出し脅しかける・・・がそこでも事故と事件が起こり思いもよらない事態に・・・
大森南朋のクールで淡々としながらの 冷酷な暴力さ。
気の小ささを去勢で精一杯隠しながらも いい人さが滲んで イマイチ非常になり切れない 光石研。二人の表現力が見事です。
(敬称略)
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