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死にゆく妻との旅路(2011年 ゴー・シネマ) [哀]

この生き方が間違っていたとは言えないし 正しいとも言えない。(三浦友和)
こんなにも人を愛することが出来るなんて 素晴らしいと思いました。(石田ゆり子)

借金でどうにもならなくなった男性の手記(実話)をもとに製作された作品。ほぼ 三浦友和 と 石田ゆり子 の二人芝居であり 表面上の事実とともに やさしさや葛藤 口惜しさ やり切れなさ 前を向こうとする努力 折れそうになる心 などの内面が何重にも表現されています。
人生の半分以上が過ぎ 死を意識し始める年齢にさしかかり 深く考えさせられる作品です。

死にゆく妻との旅路①.jpg

二人でいたことが なぜ 罪になるのですか?

石川県七尾市で縫製工場を経営していた 清水久典(三浦友和) は11歳年下の妻 清水ひとみ(石田ゆり子) と一人娘 沙織(西原亜希) と普通に幸せに暮らして
いた。
しかし 知人の保証人になったことから一変 多額の借金を抱えてしまい 資金繰り
に詰まった工場は倒産。4千万円もの負債を抱えて途方に暮れ 逃げ回っている。

追い打ちをかけるように妻の ひとみ(石田ゆり子) が大腸癌に侵され 手術で取り
除いたものの 医師からは再発の可能性を告げられる・・・
病院を拒み 久典と過ごすことを願うひとみ・・・久典はなけなしの50万円と残った
ワゴン車でひとみを連れてあてのない旅に出る。

死にゆく妻との旅路②.jpg

自己破産を拒み 身内親類にも砂をかけるように出て行った久典・・・次第に50万円
は底をつき始め 仕事も見つからず 食べ物にも困り始める。
ある時から とうとう ひとみの癌が再発。日に日に様態が悪くなるひとみと それで
も旅を続ける久典。 その想いは・・・

死にゆく妻との旅路③.jpg

そして ひとみは静かに最後の時を迎える・・・


他に 十貫寺梅軒 田島令子 常田富士男 など。

                                        (敬称略)
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