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マイ・バック・ページ(2011年 アスミック・エース) [哀]

若者が世界を変えられると信じていた時代・・・
若きジャーナリストと 革命家。二人の出会いが引き起こした衝撃の事件。

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沢田雅巳/週刊東都・東都ジャーナル記者(妻夫木聡)
梅山/本名:片桐優/赤邦軍リーダー(松山ケンイチ)

倉田眞子/週刊東都モデル(忽那汐里)
安宅重子/赤邦軍メンバー(石橋杏奈)
赤井七恵/赤邦軍メンバー(韓英恵)
柴山洋/赤邦軍メンバー(中村蒼)

他に あがた森魚 山崎一 山本剛史 山本浩司 古館寛治 中野英樹 山内圭哉 長塚圭史 青木崇高 菅原大吉 中村育二 三浦友和

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1969年 沢田は東大学生時代に安田講堂陥落までを目撃する。
現在は「週刊東都」の記者として 左翼運動への取材の中で 活動家たちに共感を抱きながらも 客観性を保たなければならない立場に葛藤する日々であった。

1970年 教室では 片桐という青年が他の学生たちと激しい議論を交わしている。

1971年 活動家を名乗る 梅山が沢田に接触してくる。「京西安保」の幹部であり 銃を強奪して4月に行動を起こす・・・と梅山は語る。

マイ・バック・ページ③.jpg

やがて 梅山は学生仲間を引き込んで「赤邦軍」を結成。自衛隊機地を襲撃し 武器を奪う計画を立てる。沢田は独占取材を頼み込む。

計画は実行されたが 武器は奪えず 罪のない自衛官1人を殺害してしまう・・・

逃亡する梅山・・・梅山との接触を語らず 同胞とみなされてしまう沢田・・・


全ての活動家がそうではないのだろうが 大学生を中心としたこの時代の若者たち・・・決して正しい方法ばかりではなく 無関係の者が巻き込まれることも多々あったと知り それは絶対に許されないことである。

国を 世界を 自らが変えるという思想と 己を信じての行動力には 見習うべき点もあり そのパワーは羨ましくも感じる。

暴力 クーデター ましてやデモクラシー では人の心を掴んだように見えても掴んでいないのかもしれない。

私が生まれた年代ということもあるのか この時代の作品を観るたびに 胸が熱く そして痛くなる・・・
何が正しくて 何が誤っているのか・・・ 答えは人により様々である。自己の信念を押し付けたり 巻き込んだりではなく 認めてももらい 底から支えてもらえるような考えや行動・・・ 自己も変わらなければならないときがある。

                                       (敬称略)
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