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欲動(2014年 太秦) [哀]

生と死の狭間に立たされた時 女は欲動に駆られた・・・

欲動①.jpg

心臓に重い病気を抱えた 勢津千紘(斎藤工) は妻の ユリ(三津谷葉子) と共にバリに住む 千紘の妹 九美(杉野希妃) と夫の ルーク(トム・メス) 宅を訪れる。
臨月の九美は自宅主出産を希望し 兄と看護士のユリが 立ち会ってくれることを心強く思っていた。

欲動③.jpg

4人で立ち寄ったカフェで発せられた 千紘の何気ない一言 「日本に帰りたくない」 をきっかけに ユリと千紘は口論になり ユリはその場を去ってしまう。
やり切れなさと疲れで座り込むユリ・・・通りがかったカフェの店員に誘われるまま ナイトクラブへ・・・
最初は戸惑いと圧倒感に気後れするものの 次第に開放感を感じ始め 明るさを取り戻していく。そんなユリに地元ビーチのジゴロ ワヤン(コーネリオ・サニー) が熱い視線を送り 強引に唇を奪う・・・

欲動②.jpg

必死の抵抗で逃げ帰ったユリだが・・・千紘の病や 彼とのわだかまり を感じながら 心の中で突き動く欲動を感じていた・・・
そして翌日 再びワヤンとであったユリは彼を受け入れてしまう・・・

そして 千紘が出した 死への答えは・・・

バリという大自然と生命力の中 死を身近に迎えている男と 受け入れようとしながらも どう相対していいのか葛藤し 苦悩する女の姿を描いています。
淡々として言葉少ない中 表情と体当たりの演技で人間の欲が動いていくさまを 表現しています。

                                       (敬称略)
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