明烏-アケガラス-（2015年 ショウゲート）

誰も頼りになりません。

借金返済に追い込まれる最下位ホスト　ナオキ（菅田将暉）
借金が払えずホストクラブに居残り中　 明子（吉岡里帆）
チャラくてバカだが人気抜群のホスト　 アオイ（城田優）
どこまでも真面目本名でホストをやる　 ノリオ（若葉竜也）
ナオキを追い込むバカな借金取り　　　山崎（新井浩文）
浮ついて上京するナオキの親父　　　 吾郎（佐藤二朗）
自意識過剰で声の渋い店長　　　　　 アキラ（ムロツヨシ）



借金返済に追われる　指名ゼロのだめホストと　当てにならず信頼も出来ない同僚や　客達との顛末を描いたシチュエーションコメディ。

品川で細々と営業しているホストクラブ「明烏」のワーストホスト　ナオキは野球賭博で大儲けし　1000万円の借金を返済できると有頂天で宴会を開く。
目を覚ましたのは夕方・・・あるはずの金はなく　店長や同僚たちからも　夢でも見たのかとバカにされる。借金を返済しなければ12時間後には東京湾に沈められてしまうが　ホストの後輩も　店長も　常連客も　上京してきた父親も　頼りに出来ない・・・



自分の命が掛かっているにもかかわらず　田舎から家出してきて金もないのに　ホストクラブで散在してしまった明子や　ナオキの儲け話を頼りに上京した吾郎　中年の女性客から添い寝すれば1000万円くれるというのに断るアオイ　ナオキの状況を知りながらも　店の新オーナー歓迎のために飾り付けを張り切るノリオ。



ドタバタは続き　ナオキは明子に一緒に死のうと持ちかけたり　吾郎が中年女性客に気に入られ添い寝することになったり　借金取りがバカで助かったりと・・・
場末の小さなホストクラブを舞台にした　テンポよいコメディの中に　仲間を思う人情味がプラスされた心地いい作品です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(敬称略)

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