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東京家族(2013年 松竹) [哀]

小津安二郎監督の「東京物語/1953年 松竹」を 山田洋次監督 でリメイク。
2011年に公開予定だったが 東日本大震災で延期となり 脚本の一部と配役を変更して 2013年に公開された。

「おかしくて かなしい。これは あなたの物語です。」

東京家族①.jpg

平山周吉 (橋爪功)  72歳の元教員。広島県大崎上島町に住む。
平山とみこ(吉行和子)  周吉の妻 68歳。
平山幸一 (西村雅彦) 長男 東京郊外で開業する小児科医。
平山文子 (夏川結衣) 幸一の妻。
金井滋子 (中嶋朋子) 長女 都内で美容院を経営する美容師。
金井庫造 (林家正蔵) 滋子の夫。
平山昌次 (妻夫木聡) 次男 都内で舞台美術のアシスタントとして働く。
間宮紀子 (蒼井優)  昌次の恋人 書店員。

東京家族③.jpg

瀬戸内の小さな島で暮らす老夫婦 周吉 と とみこ は子供たちに会うために上京する。開業医の幸一や 美容院を経営する長女の滋子は 親孝行しようとするものの次第に忙しさからか 煩わしさを感じるようになり 心にしこりを残しながら両親をホテルに宿泊させたりする。

寂しさを覚えた夫婦は 一泊でホテルをキャンセルし 滋子の家に戻るが迷惑がられてしまい 周吉は健康のために やめていた酒をあおり騒動を起こしてしまう。
アルバイトで生計を立てている次男 昌次 の家に泊まったとみこは 恋人の 紀子 を紹介される。


夫婦別々の夜を過ごし 両極端な機嫌の 周吉ととみこ。
幼いころからの親子関係と 成長した子供たちそれぞれの生活 人格が形成され1人の人間として独立していくにつれて 考えの違いや噛み合わない部分も浮き上がってくる・・・
いつも間にか出来てしまった すき間 を感じながらも それを埋めようとする姿・・・
家族の在り方や 親の想い 子の想い を深く感じさせられる邦画です。

東京家族②.jpg

40代半ばを過ぎ 私自身の子供たちも成長し 親と子 から 男と男 に変わって行き 理解できる部分もあれば 出来ない部分も出てきました。大学生の長男は既に関西で1人暮らしですし 来春には高校生の次男も関東への進学を希望しています。
二人だけの生活になることに対する捉え方も 夫婦二人で異なります。子供は二人とも男ですので帰郷することも少ないでしょう。迷惑をかけずに夫婦二人で生きていかなければなりません。そんなことをしみじみと考えました。

                                       (敬称略)
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