神様はバリにいる（2015年 ファントム・フィルム）

笑う門には大富豪来たる



インドネシア　バリ島　・・・
婚活ビジネスに失敗し　社員や家族にも見放された　照川祥子（尾野真千子）　は人生を捨て　自らの死に場所を探してやって来た。

断崖絶壁から飛び降りようとする直前　謎めいた日本人の　リュウ（玉木宏）　に声を掛けられ　導かれるままに　アニキ（堤真一）　と呼ばれる男と出会う。
パンチパーマ　眉毛なし　極太ゴールドネックレス　などなど　いつの時代のヤンキーかと思わせる格好のアニキだが　不動産ビジネスで成功した大富豪だった。



怪しい雰囲気のアニキだが　現地の多くの人達からは　絶大で厚い信頼を得て　慕われていた。祥子は再起を図るため　藁をも掴む思いでアニキから学ぼうとするが　型破りで破天荒に見えるアニキの教えや行動が理解できず　疑心暗鬼になる。

そんな時　婚活会社の客で祥子にストーカー的な想いを寄せる　杉田（ナオト・インティライミ）　が現れ騒動に・・・

そして　アニキは計画していた事業が頓挫し　仲間も消え　塞ぎ込む・・・　が　祥子やリュウや周囲の人たちに助けられ　自己を見つめ直して立ち上がる・・・



実在する大富豪を　堤真一が人情深く演じています。便利さや不安・心配から消えていった　古き良き日本に似た　バリ島の教えが心を温かくする　コメディです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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