麦子さんと(2013年 ファントムフィルム) [喜]
声優を目指しながらアニメショップでアルバイトをしている 小岩麦子(堀北真希) は定職につかずにフラフラしながらも どこか妹思いの兄 小岩憲男(松田龍平) と二人で細々と暮らしている。
そこへある日突然 兄妹を捨てて出て行った母親 赤池彩子(余貴美子) が訪れ 一緒に暮らしたいと言い出す。動揺する麦子と 怒り心頭の憲男だが 彩子からの仕送りを黙っていたバツの悪さと 仕送りがなくなると困る という理由から 憲男は彩子と暮らすことを了承する。
しかし 憲男はすぐに彼女との同棲のために家を出て行き 彩子と二人暮しになってしまった麦子は何かと反発するも 少しずつ距離が縮まっていくように感じる。
が 末期がんの彩子は突然この世を去ってしまう・・・
麦子は納骨の為に 母の故郷を訪れる。そこで彼女は次々に 彩子ちゃん? と街の人々から声を掛けられる。そう麦子は若い頃の彩子にそっくりで 彩子はアイドルを目指していた街の人気者だった。
偶然駅で麦子を乗せることになるタクシーの運転手 井本まなぶ(温水洋一) や 旅館を営む 春男(ガダルカナルタカ) 夏枝(ふせえり) 夫婦 母の友人であり 同じように子供を置いて離婚してしまった ミチル(麻生佑未) ・・・
母のファンやストーカー 親友たちと関わる中で 彩子の過去や人生を知っていき それまでとは違う思いを抱いていく・・・
堀北真希だけではなく 競演の役者さんたちが 凛とした部分と だらしない部分とを上手く表現していて 感じるところがある作品です。
(敬称略)
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