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終戦の日(2015年) [怒]

8月15日 終戦の日

メディアでは 様々な視点・観点から 戦争を取り上げ 戦時中の映像・画像が流れている。

TVでは 戦争に因んだ ドラマや映画が 流れている。


私の 祖母の兄は 特攻隊員だったそうだ。 年に数回は顔を合わせるし 私の母親はしばしば 共に出かけている。


しかし 祖母の兄から 戦争の話は聞いたことがない・・・


若い頃は私も興味を持たなかったが 40歳を過ぎて 自分の人生を振り返ったり 家族への想いを巡らせたり 残りの人生を思い描いたりする年齢になり 異なる時代に生まれていれば・・・ と考えることがある。


戦時中を生きていた祖母の兄について 母親に聞いてみた。

私の母親にも 戦時中の話は殆どせずに 聞かれても空襲の話や 戦後の生活の話を少しだけ 語る程度だという・・・


ある時 祖母の兄の 奥さんから少しだけ聞くことができたそうだ。

祖母の兄は 特攻隊員であり 特攻を数日後に控えていたある日 終戦を迎えたそうだ。

私は 息が詰まり 言葉が出なかった・・・ 

現在では想像も出来ないほどの 生活や訓練を 共に耐えてきた仲間達が 次々と命を武器に飛び立ち 我の飛び立つ日も決まり 覚悟を決めていたであろう・・・

終戦の日①.jpg

終戦を迎えた時の 気持ちは 私の想像を遥かに超える 複雑な感情であったと思う。

多くの若者が 自らの意思とは関係なく 命を武器に旅立つ・・・

終戦の日②.jpg

責任 悔い 感謝 ・・・ はかり知れない想いがあったのではないか・・・

そして その後の人生において 消えることのない想いを抱いているのではないかと思う。

終戦の日③.jpg

戦争を忘れてはならないと 戦争の体験を後世に伝えようと 辛い気持ちを抱えながら 語る方々もいれば 祖母の兄のように 誰にも語ることなく 墓場まで抱える人もいる・・・

90歳を超えて 膝や腰は悪くなったが 祖母の兄も その奥さんも 元気に暮らしている。どこかへ出掛けるときは 私の母親が送迎役なのだが いつも夫婦二人で一緒に出掛けている。

ぶっきらぼうで 亭主関白に見える 祖母の兄だが 共に生きてきた奥さんへの愛情を果てしなく感じる・・・

私は この祖母の兄を 尊敬し誇らしく感じる・・・


年に一度でも 今日のような日があり 世界から戦争が無くなることを 心の底から 願う・・・ 祈る・・・


タグ:戦争 神風 特攻
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