さよなら渓谷(2013年 ファントム・フィルム) [哀]
ごく普通に見える夫婦。だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった。
尾崎俊介(大西信満)
市営団地で妻・かなこと暮らしている。大学時代に集団レイプ事件を起こし 前科がある。事件後に大学を中退 コネで一流企業に入社 働きながら通信制大学を卒業。営業成績もよく順調であったが ある日突然疾走する。
尾崎かなこ(真木よう子)
入籍こそしていないが俊介の妻。15年前の集団レイプ事件の被害者であり 加害者の一人である俊介と暮らしている。
都心から近い山間部の渓谷で 男児の遺体が見つかり 母親の 立花里美(鈴木杏) が逮捕される。そんな中 里美と 隣人の俊介が不倫関係であり 俊介も事件にかかわっているのではと疑いが掛かる。
・・・その証言は 俊介の内縁の妻 かな子だった。
事件現場で取材を続けていた週刊誌の記者 渡辺一彦(大森南朋) は15年前のレイプ事件に辿り着き 加害者・俊介 と 被害者・かな子 が一緒に暮らしている事実に突き当たる。
・・・そして 男(加害者) と 女(被害者) の結末は・・・
籍が入っていないとはいえ 一緒に暮らすということが考えられない関係である 加害者と被害者。
憎しみと愛情?に過去の傷や復讐? が入り混じった女性の感情を 真木よう子 が大胆に(R15指定)そして絶妙に演じていて見応えがあります。
(敬称略)
2015-04-30 17:03
nice!(3)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0