君に届け（2010年 東宝）

録画していた「金曜ロードショー」をようやく観ることが出来ました。



16歳　高校一年生・・・
どの年齢にもありますが　１６歳の時にしか出来ないこと　感じられないこと・・・
言い換えれば　その年齢だからこそ　出来ること　感じることがあります。
一生懸命さや　真面目さが　格好悪く見えてしまう昭和の時代に１６歳を経験している私は　当時を思い出しながら　また反省しながら　若者の輝きを羨ましく鑑賞しました。

黒沼爽子（多部未華子）は　真面目で一生懸命な性格だが　無口で伏目がちな姿勢と　少ない口数　そして長い黒髪で顔を覆っていることから　「貞子」と呼ばれ　クラスどころか学校内で浮いている存在。
そんな　爽子　が対照的に　爽やかでイケメン　誰からも好かれ　明るく元気な　風早翔太（三浦春馬）　と　知り合うことから　少しずつ変っていく様子を描いた　青春ラブストーリーです。



「一日一膳」という言葉がモットーな　爽子　と　ちょっとヤンキーな二人組み　吉田千鶴（蓮佛美沙子）＆矢野あかね（夏菜）　との友情。　翔太を巡って恋のライバルとなる　胡桃沢梅（桐谷美玲）。
その他　担任教師の　荒井一市（井浦新）　　爽子の両親　黒沼喜多夫（勝村政信）　黒沼陽子（富田靖子）　が脇を演じています。
私的には　蓮佛美沙子　の演じる吉田千鶴が　16歳らしくて　この年齢の感情を上手く表現していると感じました。



その時はその時で　大人のつもりだったのでしょうが　40代半ばとなった今　思い返せば　やはり幼かったなと・・・　懐かしさや　楽しさや　後悔　反省　と私自身の頃を思い出し　今１６歳の息子が楽しそうで　羨ましく感じます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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