夜明けの街で(2011年 角川映画) [哀]
大手ゼネコンで働く会社員の 渡部和也(岸谷五朗) は妻である 有美子(木村多江) と 一人娘と3人で仲睦まじく暮らしている。
ある日 偶然バッティングセンターで出会った 仲西秋葉(深田恭子) に魅かれていくところから物語が始まります。秋葉は和也の会社で派遣社員として働いており 和也の曖昧な意思とは関係なく 出会う回数が重なっていく中で 深い関係になっていく・・・。
不倫を軽蔑していた和也が 説明できない感情に流されていく様 悪友であり不倫経験のある 新谷(石黒賢) から助言? を受けながら 葛藤しながらも おっとりとおおらかな性格の有美子とは違い 気が強く 負けず嫌いの 秋葉に溺れていく・・・
ある時 秋葉が殺人事件の関係者で 容疑者扱いされていることを知る。事件は秋葉が高校生の頃のことで 15年が経過しており 3月31日に時効となる。
妻と娘・・・これまで守ってきた家庭が崩れることを気に病みながらも 秋葉から気持ちを離すことが出来ない和也は 嫌がおうにも事件とかかわっていく・・・
両親が離婚し 母親は自殺。 実家では父親の愛人が殺されるという事件が15年前(高校生の頃)に起きている。 そして殺人現場で倒れていたことから 容疑者となっている・・・ だが 会社では明るく 向こうっ気の強さが前面に出ている・・・ でもどこか暗い影がある。 そんな秋葉を深田恭子が演じていて ミステリアスな部分が上手く表現されていたと感じます。
和也が 秋葉とクリスマスイブを過ごす為に画策したり 秋葉から結婚を迫られて狼狽したり・・・ 根は真面目で 本来は不倫などに溺れるタイプではなく 社内でも上司と部下の間で四苦八苦する中間管理職を演じている 岸谷五朗は さすが! です。
不倫に気付いているのか いないのか 家庭を守るために知らないふりをしているのか そんな疑心暗鬼な中で夫にセックスを求めるシーンの 木村多江。 この女優さんも多くの作品に出演していますがいろんな顔を見せてくれます。
和也の不倫に対して 肯定なのか否定なのか 助言? を行う悪友役の 石黒賢 もイメージとギャップがあり 東野圭吾作品にはあまり感化することのない私ですが 飽きずに最後まで鑑賞しました。
(敬称略)
2015-03-04 18:53
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