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東京島(2010年 ギャガ) [楽]

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ごく普通の地味な40代主婦 清子(木村多江) は 夫の 隆(鶴見辰吾)と共に世界一周の船旅に出るが 嵐に遭い無人島に漂着してしまう。 意外なことにサバイバルに長けていたのは清子であり 隆は気力をなくし 衰弱していく。
更に アルバイト先から逃げ出してきたという 若いフリーター16人が流れ着き 奇妙なサバイバル生活が続く。
清子はただ1人の女性として崇められ その後に密航の失敗から 流れ着いた6人の中国人が加わり 隆のなぞの死を境に 人間関係が崩れていく・・・

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清子は島からの脱出を計るために 自分以外の男達とバランスを取りながら 有利な側 自分が得をする側へと擦り寄っていく。
フリーターのリーダー格と結婚したかと思えば 脱出が現実的になった中国人グループのリーダーに乗り換えたり・・・ 脱出に失敗して再び島に流れ着いた後はまた双方のグループ間の顔色をうかがったり 結局どちらからも相手にされなくなったり・・・

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木村多江 という女優さんが好きであれば 最後まで観ていられるかと思いますが 物語としては ??? な感じです。
無人島にしては 意外と食料も調達できますし 排泄物とか体臭とか リアルに汚れる部分が描写されていません。
フリーターのリーダーとの間に 双子を身篭るのですが 難なく無人島で出産することになりますし どうもリアリティに欠け過ぎていて 入り込めませんでした。
クライマックスでは 1人の子供を連れて清子は脱出に成功し 10年後 清子と子供は一般社会で普通に暮らしています。 が 東京島に残してきた もう1人の子供や フリーターたちを助けてはいません。 しかも東京島では残された人々が原住民となり 双子の残された子供は 島の王子として崇められていました。

都合よく男達の間を行ったり来たりする女性の内面を表現した 木村多江 の演技と フリーターの仲間ながら 群れることを嫌い チャラっぽく振舞っている ワタナベ(窪塚洋介)の 雰囲気は楽しめるところです。

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(敬称略)
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