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二代目はクリスチャン (1985年 東宝) [怒]

17~18才の頃に観た 懐かしい映画です。

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六甲山の教会で シスターとして讃美歌をオルガン演奏している 今日子(志穂美悦子)。 神戸を仕切る「天竜組」の跡継ぎ筆頭 天竜晴彦(岩城滉一) と 100年続くお寺の次男で刑事の 神代(柄本明) は 今日子に気に入られようとドタバタを繰返す。晴彦は 百合(かたせ梨乃) という彼女がいるにもかかわらず 今日子に気に入られようと 組員に洗礼を受けさせたり 神代は実家の宗教(天台宗)とキリスト教との狭間で 葛藤する様がコミカルに表現されていて 渋い役どころという印象であった 岩城滉一 柄本明 の三枚目的な部分が楽しめます。
麻薬中毒な役どころの かたせ梨乃 の妖艶な演技は さすが! って感じですし 嵐の夜に一度だけ出会い 今日子が思いを寄せている 英二(北大路欣也) や 晴彦と跡目を争っている 黒岩(室田日出男) など脇の俳優さんも渋い役者さんが揃っています。 チンピラ次郎 役の 松本竜介 がいい感じなのが以外で面白いです。
全体的には 非現実的で ベタなストーリーで 関西弁もどうなのって 感じですし 表現は悪いですが 「滑稽」 で ??? って感覚で観ていたのですが・・・
黒岩率いる黒岩組の 天竜組に対する所業が エスカレートしていき 争いを避けようと奮闘していた 今日子 が切れてしまい 復讐へと向かっていくあたりから 様相が変わっていきます。

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今日子の教えに従って 我慢 我慢 我慢 を重ねていた 晴彦や神代もとうとう切れてしまいます。
この辺りから シリアス な展開になるのですが 蟹江敬三 の教会での演技に 号泣してしまいました。 また 以外と言っては失礼ですが 松本竜介 すばらしいキャスティングだと思います。

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思いを寄せていた 英二 と 今日子のシーンも 殺陣は???ですが 役者さんの迫力に押されます。

本とかTV 映画などの作られたものには あまり感情移入出来なかったのですが この作品で少し感受性が変わったのかな・・・と思います。世間的にはそれほど評価されていないのでしょうが 私には 感動的な邦画でした。
                                                            (敬称略)
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